診療所所長になって半年。次にやること決めました！それは「1on1ミーティング」！＠離島・へき地で未来の医療体験記
こんにちは、前回の投稿で奇跡的に次女が猫のようになついたと高らかに宣言しましたが、妻が島に帰ってきて2週間で再び顔を蹴られている室原です。
＃「痛い！なんで蹴るの？」と聞くと、「パパが好きってことを忘れちゃうの！」って。そう言いながらさらに蹴る。
＃飴と鞭なのか何なのか。
＃不思議と癖になりつつある。
33歳で診療所長になり、早くも半年が過ぎました。現在34歳です。
その間にはたくさんのことがあって、嵐のように毎日が過ぎ去り室原の中で整理がうまくできていなかったので、先日診療所内で「上半期の振り返り会」を開催させてもらいました！
この振り返り会のスライド作りをやってる中で初めて気が付いたんですが、下甑手打診療所って職員全員で35人もいるんですよ！その事実に今更ながら気が付いて驚いたへっぽこ所長が何を隠そうこの室原でござます。
そして、正直にいうとこの振り返り会をする頃の室原の心の中は結構ぐちゃぐちゃでした。嵐のように過ぎ去った半年間はなにもいい思い出ばかりではなくて、うまくいかないことや思い出したくないこともありました。そんな半年を過ごした結果、何故か不思議と周りが敵ばっかりに見えてたんです。
この周りというのは、一緒に働く仲間たち。ともに地域を支える仲間たちが自分を白い目でみてるように感じちゃってました。
この頃は割としんどくて、そんな視線から自分を守るように「なんであんな言い方するんだろう」とか「なんで自分が悪い感じになってるんだろう？」とか、相手の発言にイライラしてなかなか寝れない日もあったりとか。温厚派で売ってる室原がこのざまでございます。
そんななかで、他の地域の先輩所長や院長、企業経営をされている諸先輩方に機会を見つけいろいろ相談させてもらったりしていました。そこで出てきた次の手が、
チームとして考えを共有するために、全体を集めて話をする「上半期の振り返り作戦」と、
相手の事を知り、自分の事も知ってもらう「１on１ミーティング作戦」
の２本立て！
そんなこんなでこの状況を打破したくてまずは振り返り会をやってみたんです！
その結果ですが、、、良かったのか悪かったのか現状よくわかりませんｗ
よく考えたら「上半期の振り返り」をしてみんながどう思うかが大事で、その感想を聞く勇気は室原にはありませんでしたｗ
ただ振り返り会のためのスライド作りで写真を整理しながら「あんなこともあったなー」とか思い出していたら、なんだか不思議と心のぐちゃぐちゃは薄れてきて自然とみんなへの「感謝」の気持ちが出てきたんですよね。聖人のようなきれいごとを言いたいわけではなく、これには自分も驚きでした！こんな自浄作用があるのかとｗ さすが先輩方！とりあえずそういった面でやってよかった！
そんなこんなで次の手が「１on１ミーティング」です！
本当は働くみんなとさせてもらいたいのですが、時間的にまずは看護師15人。2か月に1回20分ずつ「１on１ミーティング」をやってみます！
調べてみると、世の中では一般的にやられているようで、これまた勉強不足を痛感！良いミーティングとは、終わったときに相手が目標を達成するための具体的な次の一手が決まっていることだそう！
これまで数人と話をさせてもらいましたが、有意義な時間に出来るよう相手によって話す内容を変えたりと考えることはありますが、自分としては話をさせてもらって今のところめちゃくちゃいい感じです！知らなかった一面を教えてもらえたり、普段話す時間がない中ゆっくり話せて理解が進んだり。何より話すことで孤独感がなくなる！
「そんなのやりたくないよ！」という人も一定数いることは当然のこととして、無理のない範囲でやっていきたいと思います！
これが吉とでるか凶とでるか、引き続き皆さん見守り続けていただけると嬉しいです！
ちなみに医者2人になった今になって上半期を振り返ると、医者1人だった構造上の問題はあった気がしています。
医者1人で室原が忙しい雰囲気だとそれが周りにも伝播しちゃったり業務的に無理がでたり。
医者1人だと孤独感はどうしてもあって、さらに職種の人数構成的に1人対多人数になりやすいからとか。
いろんなところで少しずつ掛け違えたボタンが、気づいたら服がびりびりに破けてすっぽんぽんみたいな。（伝わりますか？ｗ）
不思議と今は前みたいに、周りが敵だらけには見えていないのでこういった心のゆとりはやっぱり大事だなーと思うこの頃です。改めて来てくださった先生に感謝！
これからも住民によりよい暮らしを届けられるよう、診療所一丸となってパワーアップして頑張っていきたいです！以上です！
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