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はじめまして、詩を書きました。

はじめまして!honamiと申します。

noteのアカウントを作成してからはや9ヶ月…初めての投稿になります()

短歌や詩、日々思ったことなどをつらつらと書くのが好きで、ここでは自分の考えや感情を少しだけ共有できたら、という気持ちです。こだわりが強い割に知識も技術も足りない若輩者ですが、どうぞよろしくお願いします❀


手はじめにひとつ、先ほど書いた詩を。


゛迫り来る春を迎える準備ができていなくて、不規則な足どりにほんの少し怯えながら歩いた。いつまで待っても完成しないわたしを知っているかのように、季節は容赦なく巡り巡って、置いていかれることに驚きもしなくなった。ただ吹きつけるひんやりとしたかぜ、確かに前に進んでいる世界、その中で一点動かない存在、わたしにはその方がずっと不気味で疎ましい。いっそ殺してくれと思いながら、陽の温かさと足元に残る冬の気配に泣きそうになって、私も春に連れていってほしいと思った。ここにいるという絶望を愛せるまでは、死ぬことで生きているきみが、とてもうらやましい。”   

『雪どけ水の詩』

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