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名前、意外性、橋がある! 2

 ところで、実は移転は地味にこれで二度目で、最初の中崎町では物件の名前が気に入り、内覧したその日のうちに契約。しかし、当時は梅田に「ゲリラ豪雨」が本当に多い時期で、古い建物だったために至るところから雨漏りで(もちろん、契約前に雨漏りしないかの確認を大家さんにしてはいるのですが、結果として漏った)、二年を待たずに泣く泣く移転することに。「建物の名前が気に入った!」なんて直感で決めたからなーと反省しつつも、漏ったことを鑑みてもやはり最初に中崎町からお店を始めたことで、本おやはこれまで続けてこられたのだと振り返ってみて改めて思います。だって、開店の日からテレビの取材。続いてもひたすら取材に次ぐ取材。中崎町がいかにメディア関係のなかで注目度の高い場所だったのかを骨身に感じる二年年弱でした。

 ちなみに堂島に移転したのは今回の朝来への移転と同じくたまたまで、本当は中崎町のなかでどこか違うところに移ろうと探していたのですが見つからず、そのうちお客さまが「まだ見つかってへんねやったらこの不動産屋さんいいかも」と教えてくださった不動産屋さんにとある物件をご案内して貰っていた最中に、「もう一ヶ所オススメのところがあるからちょっとみに行かへん?」からの「堂島」→「そんなセレブタウン(わたしのなかの当時の堂島に対するイメージ)無理ーっ!!」→ 実際内覧 → あれ?意外に昔懐かしい印象? 落ち着くー!(※良い感じにリノベされている建物なのです☆)→ 気に入った! → その日のうちに、契約! 
……以来九年、今に至るのでありました。

 というわけで、物件を決めるのは結構大事ですが、決まる時にはわたしの場合、実務は置いといて大体のうちには初めて内覧した日のうちに、心は決まるのでありました。しかしながらに実際のところ、今まで生きてきたなかで、夫婦揃って一番大きな買い物を今回は致しましたのことでした☆

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