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松を切る。

 新築の家では思いもしない作業が古民家物件では生じるものですが、今回買った家には実に立派な庭と、実に太っとい松の木(×2本!)があります。既にあるし趣きめちゃかっこ良しなので、これはぜひともこのまま活かしたい……! と思いはすれど、庭を残せば店用の駐車場が作れません。一応徒歩圏内にJRの駅もある(2時間に1本)のですが、車社会の地域で店をするなら、何をさておいても絶対に、駐車場の設置は欠かせません!!!

 というわけで、この素敵すぎる現在のお庭は、残念ながら無くします。しくしくしく。その代わり、3〜4台は車が置ける駐車場を作ります☆ そして、画像には写っていない(画像は店側の庭)のですが、家の方の庭(中庭と呼んで差し支えなし。ちなみに中庭のある家に住むのも、細かく言えば長年の夢でもあった!)にも立派な松の木がー! しかしやっぱり手入れが本当にできるのか問題が勃発。出来なくて台風とか来たら、自分ちだけならまだしも横のお家まで壊してしまうレベルの大きさなのです。自分で剪定するのはまず無理なので、もし仮に剪定を頼むとすれば、毎年10〜20万くらいは普通にかかる……。とのことで、検討の結果、泣く泣くこちらの松も切ることにー! そして、切るためにはそこまで重機を入れねばなので、松が生えている場所に行くまでに生えている木やら庭石やらも一緒に撤去することに……! おおぉう!!! おおおぅおう!!!(吠えている) 本屋になる前にはなんなら花屋で働いていたこともあるくらいには草木好きなので相当断腸の思いだったのですが、理想と現実と、時に折り合いをつけねばならないこともあるんだなと、今回切実に学んだのでした。

 しかし夫は言った。「(松含む)今ある庭をそのまま維持するのは難しいけど、残してもらえそうな木は植え替えて、あとは自分たちの手に負える範囲で、さらに植えたらええやんかー」。ええやんかー、ええやんかー、ええやんかーっ!!!(←脳内エコー)

 紅葉を植えます!!!

 ところで今一番ドキドキしているのが、松を切る費用が一体いくらになるのかというところ……。幹の太さや高さによって人件費と重機の大きさが変わるんだろうなー。都会で家を買った場合には発生しない物事がちらほらとあるのでありました。ちなみに昨日分かったことですが、なんと井戸水も使えるのですって! 不動産屋さんもびっくりされていらっしゃいました。(見当たらないので。地下にあってポンプで汲み上げ式になっている模様)が、同じ町内に200年以上続いていらっしゃる酒蔵があるので、水が綺麗なのかもしれません。わからんけど、楽しみー!

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