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日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ

昨晩、ご依頼を頂きオンラインで死生観を話す機会を得た。パワポを用いての発表であり、自分なりの死生観を見直す機会になった。

僧侶として呼んで頂いたので、仏教の死生観や来世観を話した上で、私の死生観をお話した。

この話を頂いて、自己の今までを見直したり、事前アンケートの質問をみたりしながら、後半のパワポは作成した。
寺の活動や個人的活動にもふれながら感じたのは、パワポでも触れた。
『生き方のコツ 死に方の選択 (集英社文庫)』

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の自分への影響力であった。二十年近く前に書かれた本であるが、今もこの本が指し示してくれたことは大きい。
この本から渡された課題が今も私を考えさせ、ある意味で動かしている。二十年たっても答えられていない自分がいるが…それでも前を向いてあるかなければと思う。
人生の指南書は『孟嘗君(講談社文庫)』

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であり、寺院・住職・僧侶の私の指南書は
『生き方のコツ死に方の選択』だと常に思っている。真夜中を歩く北斗七星のように私を照らし、導いてくれてきた。おそらく僧侶をし続けるかぎり、私を見つめる鏡になるのだろう。辛いし、見たくない自分の醜さを見つめるのだが…

講演の良し悪しは私にはわからないが…僧侶になり30年、住職になり25年、進歩しない自分に呆れつつ、見直す機会を頂いた。

今年、50歳になった自分、残りの人生を見つめながらどうあるべきかを考えている。

『三屋清左衛門残日録 (文春文庫) 』

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にある「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ」を感じつつ。



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