ダニ−・ハサウェイの輝き
ダニー・ハサウェイの
スタジオアルバム
「愛と自由を求めて」を
自分の部屋で聴いている。
33歳でマンションから落ちる
生前最後の73年の作品である。
単なるR&Bの歌手ではない。
大学でクラシック音楽を学び
多彩なメロディとサウンド、
聴衆との合唱まで採り入れた。
黒人の社会的開放を望み、
作品にもそれが投下されている。
「愛と自由を求めて」の
「神わが声をきき給う」や
「いつか自由に」や
「溢れ出る愛を」などは
ハサウェイの音楽的才能と能力、
主張と祈りがもたらす絶品。
このアルバムから50年近く経ち
多くのミュージシャンが
ハサウェイから影響を受けたが、
今なおその原点は健在で新しい。