最後の晩餐

明日死ぬかも知れないとしたら、前の晩に何を食べるだろうか?
すでにフランス語のアヤ先生からconversationのお題として
“Qu'est-ce que voulez-vous manger au dernier jour de la planète?”
「地球最後の日に食べたいもの」が出されたことがあったが、
先生は「美味しい炊きたてのご飯とお漬け物」とお答えになった。

そのとき私はすきやばし次郎のお寿司を食べたいと思ったが、
やはり死ぬ前は好きな握り寿司を思いっ切り食べたい。
そうなれば久平衛の二代目、今田洋輔大将に握ってもらえたら最高だ。
鰯、鰺、鯖の光り物で始め、鮗の幼魚新子があれば文句なし。
烏賊は歯触りのいい槍烏賊とねっとり甘い墨烏賊。

続いて平目や鯛などの白身、あぶった金目。
さらに本鮪の赤身と中とろ。大とろは脂っこいのでいらない。
その後に生の鳥貝、平貝や赤貝、鮑などの貝類、
海老や穴子、明石の蛸、雲丹やいくらもいただこう。
最後は巻物。ひもきゅうと鉄火巻、〆は干瓢巻だろう。

ご馳走様でした。もう死んでもいい!