初雪が舞い降りる

朝起きたら窓の外で

白いものが舞っている。

ちらちらちららと

白い綿毛のような

小鳥の白い羽毛のような

粉雪が舞っているのだ。


日が差してきて

粉雪はきらきらと光る。

つぎからつぎへと

はらはらひらひら

空の彼方から

舞い降りてくる。


綺麗な粉雪に誘われ

散歩してみると

赤や黄の紅葉を背景に

白い雪が舞い降りる。

ふんわりふわふわと

幽玄の世界が広がる。


なんだかわからない

言葉に尽くせない幸せ。

顔はとっても寒いのに

ゆらゆらと舞う粉雪に

心に染みわたる哀しい

幸せを感じている。