川の流れのように
河原にぼんやりと座る。
目の前の川の水は流れている
決して止まることを知らず
静かに動き続けている
川の水は上流から下流へ
とうとうと流れている
何も考えず、何も思わず
ただただ流れている
自分もそれでいい
流れに身を任せるのだ
川に浮かべた笹舟のように
川の流れと共に下ることだ
流れに逆らうことなどない
漕いでも泳いでも自力では
上流に登ることなどできない
ゆらゆらと下っていけばいい
下ることを恥じることはない
情けないなどと思うこともない
ましてや怖がることもない
新しい風景を見ていけばいいのだ
自分を川の水だと思えばいい
何もせず、ただただ下るのだ
流れに身を任せてあるがままに
下っていけばよいのだ