TETTAの日本ワイン

「このワイン、美味しいですよ」
ワインエキスパートの資格を持つ
石丸さんがリストを見ながら呟く。
「日本のワインでビオですけど、
いいワインを作っています」
岡山県のTETTAというワインで
「ペルランロゼ」をオーダーした。

フランス語のあや先生は
「岡山はブドウの産地だものね」、
生徒の河村さんは外資系OL、
「どんなワインかしら」と興味津々。
石丸さんはボトルを見ながら
「酸化防止剤が入っていないですね」。
「へえっ」とみんな目を輝かす。

グラスに注ぐとバラの花のような
淡いピンク色の美味しそうなロゼ。
チャーミングがベリーの香り、
やさしい甘みと酸味が口に広がる。
「わあ、美味しい」と全員歓声、
「さすが石丸さん、一家に一人、
いてくれたら嬉しい人だわ」。

このロゼ、岡山の葡萄で作られている。
安芸クイーンとクイーンニーナ、
マスカットベリーAのブレンド。
日本のワインは高額が多いけど、
このワインはとってもリーズナブル。
穏やかな暖かいテラス席でまったり、
笑顔の和やかなティナーになった。