浪漫溢れる不思議な蕾

mmさんのベランダ、
置いてあった鉢植えから
突然、芽が出てきた。
種がどこかから
飛んで来たのだろうかと
様子を見ていたら、
やがて蕾をつけた。

どんな花が咲くのだろうか。
ふと気がつくと茶色の
種のようなものが見える。
花はいつ咲いたのか?
咲いていないとすれば
花の蕾などではない。
種の入った鞘だった。

この植物は何だろう?
僕にもわからないので
植物通の友人に尋ねると、
スミレの種だという。
種だけですぐに植物名が
わかるなんてさすがである。
しかもノジスミレのようだと。

スミレは種類が多くて
見分けが難しいらしい。
花が咲くまでノジスミレか
どうかは断定できないそうだ。
ときどき水をやれば来年、
花を咲かせるだろうという。
とても小さなものだけど、
なんと浪漫溢れる出来事だろう。

※mmさんのこのお話しは
https://note.com/mm_diary/n/na4e713132f27?scrollpos=comment
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