チョコレートブラウニー

正方形にカットされた
チョコレートブラウニーが
ワックスペーパーに包まれ、
お洒落なケーキ屋さんのよう。
包みを開くとパウダーシュガーが
粉雪みたいにかけられていた。

囓るとヌワットした食感。
ヌガーのようだけどソルガムかな。
味わいはチョコレートが高級なのか、
カカオの風味と苦みが素晴らしい。
これぞアメリカ発祥という
荒々しさもあって楽しく愉快!

ブラウニーは1893年シカゴの
万国博覧会で人気菓子となった。
パーマーハウスヒルトンのシェフが
「万博にやってきたご婦人方が
気軽に食べられるケーキを作って」と
オーナー夫人に言われて考案した。

そのときのレシピが今も残っているが、
ウォルナッツを入れて食感を良くし、
甘酸っぱいアプリコットグレイズを
焼き上がりにかけるのが伝統のようだ。
「パーマーズハウスのブラウニー」。
今もこのホテルは現存しているのだろうか。
ぜひとも訪れて食べてみたいものだ。