クレオパトラの涙

「ルカツィテリ」は
ジョージアの白ワイン。
土着品種のブドウで
「赤い茎」という意味。
写真を見ると確かに
茎は赤く実も緑ではなく、
オレンジ色に近い。

かつてジョージアの
オレンジワインを
飲んだことがあるが、
タンニンが強く、
好みの味わいには遠かった。
この「ルカツィエリ」も
オレンジに近い色合いだ。

味わいは最初、
梅酒のようで
少し変わっていたが、
渋さはなく濃厚で、
夏蜜柑のようで、
林檎の味わいもある。
深みのある味わいだった。

ジョージアはワイン発祥の
地の一つといわれ、
かのクレオパトラが
愛したワインとして知られ、
「クレオパトラの涙」と
呼ばれているそうだ。

古代のワインの味わい、
ワインは世界を旅できるだけでなく、
時間を遡ることもできる。
ジョージアの「ルカツィテリ」、
この濃厚な白を味わえば、
タイムトリップした感じになる。