マガジンのカバー画像

本条寺京太郎 即興詩集 2020シーズン

365
毎日1つ即興詩を書いている本条寺京太郎氏の2020年4月14日〜2021年4月13日までの365日すべての詩を集めた2020年シーズン詩集。本条寺氏が日々感じた心模様や音楽、絵画… もっと読む
運営しているクリエイター

2020年12月の記事一覧

朝の満月

朝の6時半、西の空に 大きな満月輝いていた。 気温6度と寒かったが、 散歩は気持ちよく、 …

7

「母の手」を聴いて

妻の入っている合唱団が 「母の手」を歌った。 星野冨弘さんが作詩し。 太田桜子さんが作曲…

5

人情の商店街

僕の街にはかつて 賑やかな商店街があった。 赤味噌、白味噌など いろんな味噌を 樽の上に…

6

狂気の果てに

僕は自分の狂気を育てたい そう思って生きてきたのかも知れない 自分を超えるものを書くには…

5

「ワルシング・マチルダ」

部屋を片付けていたら、 小さなオルゴールが出てきた。 カヴァーのない裸のもので 取っ手を…

5

「こぎん刺し」

津軽の「こぎん刺し」を 友人の奥さんが始めた。 アッと言う間に上達、 日展に入選した。 …

11

「くるみ割り人形」

クリスマスが近づくと 「くるみ割り人形」。 熊川哲也Kバレエが おとぎの世界を作る。 華やかで綺麗な舞台、 可愛いネズミたち、 クララの衣装も 踊りもキュート。 くるみ割り人形が ハンサムな王子に蘇り クララを誘って 雪の国、お菓子の国へ。 金平糖の精も麗しく バレエも美しい。 おとぎの国の おとぎ話は愉しい。 チャイコの音楽がさらに 夢と愛を与えてくれる。 100年以上も愛されている このバレエの素晴らしさ。 時を超え、国を超え 世

今も「イマジン」

12月8日は ジョン・レノンの 命日だ。 凶弾に倒れた。 1980年のこの日、 ジョンは午後5時…

11

豆腐の白湯鍋

寒くなってきたら鍋だ。 孫成順シェフがはまっている 「豆腐の白湯(パイタン)鍋」を 彼考案…

8

寒い冬のポインセチア

緑の葉の上に咲く 真っ赤な大きな花。 ポインセチアは 凍てつく冬に 暖かな火を灯してくれ…

7

好きなことだけして生きる

高校2年のときの倫社の授業で ボナールの幸福論というのを 新井左千夫先生から教わった。 …

27

眉間のシワ

眉間のシワが横に出るようでは まだまだ修行が足りない。 その道の達人ともなれば 眉間のシ…

9

朱鷺

朱鷺は美しい。 桃花鳥とも書くように 上品な淡い桜色だ。 飛び姿も美しく 内側の羽は桃色…

6

プーちゃんの三回忌

我が家の愛犬、 プーちゃんが死んで もうすぐ3年になる トイプードルのプーちゃん クリスマスの朝だった 祭壇にはたくさんの写真 紅いデイジーを供え 蝋燭に火を灯し 毎朝、線香をあげる 胸に熱いものが込み上げる ちっちゃな頃 毎朝、僕が寝ている ベッドにやってきて 僕の目をペロペロ舐める 目やにが美味しいのかい? 寝るときは あぐらをかいた 僕の膝のなかに すっぽりおさまって 静かな寝息を立てる 僕が出かけようとすると 何度もジャンプし