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極道から勇者へ「龍が如く7」

PS,Steamで9000円。セールあり
クリアまでのプレイ時間は40時間ほど。


このシリーズで唯一の純RPG

あらすじ

新宿・神室町の極道組織 東城会の三次組織・荒川組。
そのしがない下っ端極道である春日一番は、組の若頭が起こした殺人の罪を被って刑務所へ収監された。
18年後、刑期満了で釈放された一番は、荒川組が東城会を裏切ったことを知る。真意を問い質すため、かつての親分・荒川真澄の前に立った春日一番だったが、荒川の銃弾に倒れるのであった。
奇跡的に一命を取り留め目覚めた春日一番だったが、そこは横浜のホームレス街であった。

システム

純正RPG。一応攻撃や防御のQTEはあるが、ハマれば気持ちいい!くらいのもの。
他の龍が如くシリーズとは異なり、手番の概念があるほか、パーティメンバーの概念があるため、アクションが苦手な人も戦いやすいだろう。
フィールドでは、特定の地点や人物をトリガーにしてサブイベントが発生する。ミニゲームが多数あり、経営シミュレーションやクイズにカーレースなど、多種多様なゲーム体験が待っているだろう。
寄り道をするほど強くなれるので、目についたコンテンツから遊んでいくことが推奨される。

難易度

DLCを購入しないと変更できない。
局所的に高難易度なボスがいるが、全体を通してみると無駄のないレベルデザインとなっている。
特に強力な装備を入手することが戦力に直結するため、素材や金策が重要になってくるのでミニゲーム等の寄り道がバカにならない。

雰囲気

人が死ぬタイプの作品。暴力表現が多い。
一方でサブシナリオではお涙頂戴の話もあれば、数々の変態に出会うことも。
落差が……落差が激しいっ……!

感想

泥にまみれたホームレスが、皆の希望を背負う勇者になる話。
メインストーリーは終始シリアスで、いっぺんに進めるとつらいものがあるが、サブシナリオがコミカル・ギャグに寄っているため気分が中和され程よいテンションに。サウナか?
ジョブを習得する場所がハロワだったり、戦闘お助けキャラを呼ぶシステム名がデリバリーヘルプだったりと、ネーミングセンスには脱帽せざるを得ない。
また、サブシナリオに登場する数多くのモブたちが、会社経営やデリバリーヘルプにお助けキャラとして登場するのが嬉しい。敵全体毒付与をできるのがザリガニ。

春日一番、学はないが飲み込みが早くて機転が利くし、なによりレスバが強い。譲歩するふりをして言質を引き出すの狡猾すぎるだろ。