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「男性に溺愛されると女性は幸せになれる」という幻想

「我が意を得たり」というツイート(今はポストか)がありました。

どんなにろくでもない男でも、誰かのことを本気で好きになれば、その女性のことを大切にすると思っている女性は多い。
でも、「人を好きになる能力」と「愛した人を幸せにできる能力」って全然違うので、誰かに本気になったぐらいで人間性まで変わることはありません。
愛した人を幸せにできる能力って、誠実さや歩み寄りができる器の広さ、向き合うことができる耐性など、これまでの生き方が凝縮された能力なんです。
つまり、今までそういう生き方をしなかった男性が、誰かを好きになったぐらいでまともになるわけじゃないし、人の愛し方も分かってないんですね。
恋愛感情って万能じゃないし、「男性に溺愛されれば幸せになれる」と思っている女性は、考え方を改めた方がいいでしょう。

https://twitter.com/homoludens496/status/1718619022957425061


どうですか。見事ですね。「誰か(この場合は女性)を心底愛してまともになった男性」って映画やドラマ、小説の一大テーマだと思いますが、それをバッサリ笑。これが令和の流儀ですか?だったら面白すぎます。

相変わらずメディアは「女性は男性に溺愛されれば幸せになれる」という幻想を振りまいているようです。恋愛に一生懸命で人生がおざなりになる女性は、私の年代では当たり前でした。「お嫁さんになるのが夢」という言葉が今よりずっと主流でした。

ちなみに私は1970年代前半生まれです。第二次ベビーブーマー、子どもがうじゃうじゃいました。私がいわゆる適齢期の頃「女性は結婚出産して一人前」という風潮は今よりずっと強く、恋愛に一生懸命で難しいことは考えない女性がモテるとされました。

折角の京大卒の価値は・・・「あなたは色々拘りがあるみたいだけど結婚は相手があるからね」と何度言われたことか。歳月は流れ、人生を男性任せにして「何だかなぁ」とボヤく同年代女性をたくさん見かけます。やはり流されなくてよかった。

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