記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

愛の不時着 地味に好きなマンボク同志

愛の不時着二周目です。

一回目に聞き取れなかったところが聞き取れてきて嬉しい😆相変わらずアジュンマのお喋りは分かりづらいけど。語ることが多すぎて書ききれません。

今回は耳野郎👂マンボク同志のことを書きます。

マンボク同志は地味ながら重要な役割。北朝鮮の🇰🇵他の人たちもそうですが、素朴でいい人です。

前半では、チョ・チョルガン少佐にこき使われる気の毒な役回り。根はいい人なんだなという雰囲気が出ていました。

彼の盗聴で悪事を暴かれた(麻薬取引だったかな)他の兵士の恨みを買ってリンチされた時に、ジョンヒョク兄のムヒョクに助けられた過去があります。

ムヒョクは息子の命の恩人でもあります。

周りには耳野郎と蔑まれたマンボクのたった一人の友達、ムヒョクですが、チョルガンの指図で大切な友達を盗聴して、暗殺の片棒を担ぐことになってしまう。

マンボクは亡くなる直前のムヒョクと運転手の会話を聴いていたのです。ムヒョクは自分を待ち構える運命を知らずに、弟のジョンヒョクがピアノの神童で、いずれ平壌でリサイタルを開くから楽しみにしていると、弟愛に溢れて嬉しそうに話していた。高位高官の二人息子が跡目争いをするでもなく仲が良くて、セリの兄2人がいつもいがみ合っていたのと対照的でした。

マンボクの役回りは酷いですね。チョルガンはマンボク母の命が危ないと脅して盗聴させていたようです。人の弱みを突くのが上手いんだ。執念の鬼チョルガンのことは別途。

ムヒョクの最後を聞いて帰ったマンボクにムヒョクからプレゼントが届いていました。何というタイミングでしょう❗️のちに市場でスリに盗られてジョンヒョクが取り戻してあげたお財布がそれ。「いい財布を持つと運が上がるよ、私は出張するけど帰ってきたら一杯やろう」という手書きのメモが入っていました。。。読んで一人号泣するマンボク。誰にも知られてはいけないから線路に座って。残酷ですね。

ムヒョクの腕時計はセリを経由してマンボクの息子が偶然拾います。何という因縁か。それが父の手に渡り、マンボクは意を決してジョンヒョクに兄の死の真相を伝えます。腕時計と最後の会話の録音も渡して。

ジョンヒョクが激昂したら、ここで射殺されてもおかしくなかった。緊迫した場面でした。腕時計の中にチョルガンの犯罪を調査した情報入りのチップが入っていたのですね。だからチョルガンは血眼になって探していた。

これより少し前、マンボクは雪が降る日に外で一人飲みしていました。妻に「こんな仕事はもう嫌だ。」前にムヒョクの死に関与したことを打ち明けました。秘密を抱えているのが辛かったのだろうなぁ。

奥さんは優しい人で、一言も責めないし、耳野郎の仕事も好きでしているわけじゃない、させられているのでしょう、と前から理解がありました。息子は優秀だし家族仲も良いし、マンボクが耳野郎の仕事から解放されたら前途は明るいはず、映画撮影の仕事に転職しました笑。最終回で見たのは、野外で鳥の声🦆を採取している姿です。良かったね。

いや、まだ肝心なことを書いていません。

南に来てからのマンボクの弾けっぷりは素晴らしくて、精神的に解放されたんだなとよくわかります。そして耳野郎の特技が生かされたのは、セリの病室に盗聴器を仕掛けたことですね。五人衆が病室での会話を聴いて大騒ぎしている図が楽しすぎました。微笑ましいなんてレベルではなくて、大笑い。みんなセリのことが大好き💕なんだね。

盗聴していたおかげでセリとお母さんの和解のきっかけをつくり、次兄夫婦の悪巧みの証拠をつかむというお手柄でした。

他方、マンボクの裏切りをあのチョルガンが許すはずもなく、どこかでやられちゃうんじゃないかと、ハラハラものでした。案の定、「今朝のお前の息子だ」と写真を見せて寝返るように脅すチョルガン。これ、ホントに怖い。寝返ったのかなと思っていたら、見えないところでジョンヒョクにちゃんと話していたのですね。寝返ったフリをしてた。もう後ろ暗いことはしたくないと。

家族を拉致するという企みもありましたが、軍人社宅のおばさま達の機転で阻止されて、私はここでやっとマンボクの無事を確信しました。

一つ、これを忘れてた。北朝鮮に送還された後に五人衆が軍事部長に消されかける場面、最後の息詰まる場面です。まさに撃たれる❗️という瞬間にマンボクがジョンヒョクを身体で庇います。兄の死に関与した自分を許して仲間として扱ってくれた恩義を感じていたのだなと、命がけで守ろうとしたのですね。小柄だから長身のジョンヒョクを庇うのにはちょっと足りないけど。


それにしても、脇役をここまで丁寧に描くとはさすがです。

マンボク同志のことでこんなに長々と書いてしまいました。最後まで読まれた奇特な方、本当に感謝します。ありがとうございます😊



いただいたサポートは、教養を深めるために使わせていただきます。ありがとうございます。