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CGIAR種子銀行からの気候ソリューションの迅速な導入


CIMMYT
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国際トウモロコシ・コムギ改良センター(CIMMYT)が主導する「Fast Tracking Climate Solutions from CGIAR Germplasm Banks」プロジェクトは、

CGIARのジーンバンクに人類のために信託されているコモンビーンとトウモロコシの生物多様性を利用して、北三角地の小規模農家向けに新しい気候スマート作物品種の原料を開発することを拡大しているものです。

グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルの3カ国の小規模農家を対象としています。

本プロジェクトは、「CGIARジーンバンクから気候変動適応に有用な対立遺伝子を抽出する」プロジェクトと連携し、これを基に、耐暑性、耐乾燥性、耐塩性などの特性を持つ対立遺伝子または遺伝子変異を持つジーンバンクの一般豆類を特定し、気候変動に強い作物品種の育成に利用できるようにすることを目的としています。さらに、トウモロコシの作業では、連携プロジェクトの下でランドレースから特定された貴重な新規遺伝的変異を、北方三角地帯での品種開発に適した育種材料に移行することに重点を置いています。

このプロジェクトを通じて、育種家は、重要な食用作物の気候変動に強い品種を開発するために、ジーンバンク資料をより効果的かつ効率的に利用する方法を学ぶことができます。

メキシコ政府、CGIAR信託基金拠出者、英国バイオテクノロジー・生物科学研究評議会、および現在進行中の「CGIARジーンバンクからの気候変動適応に有用な対立遺伝子の抽出」プロジェクトからのCIMMYTに対する10年にわたる支援を基に、本プロジェクトは、最先端の技術やアプローチ、ハイパフォーマンスコンピューティング、GISマッピング、新しい植物育種法を駆使して、農家と消費者が必要とする気候適応型品種を育成するための価値の高い系統を特定、利用するものです。

目的

世界の生殖質コレクションから、より迅速で費用対効果の高い気候適応型対立遺伝子の発見と普及を支援する。
気候適応型対立遺伝子の迅速かつ費用効果的な発見と展開のための統合的なアプローチをテストする。

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2022年6月~2026年12月

●活動状況
活動中

●所在地
アメリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス

●資金提供者&パートナー
アグリイノベーション・ミッション・フォー・クライム (aim4c)
バイオバーシティ・インターナショナルとCiatの同盟
CGIAR
CGIARジーンバンク・プラットフォーム
財団法人 食糧・農業研究機構(FFAR)

●ウェブサイト
https://foundationfar.org/grants-funding/grants/fast-tracking-climate-solutions-from-global-germplasm-banks


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2    【CGIAR種子銀行プラットフォーム
CGIAR種子銀行・プラットフォームは、食料と農業のための植物遺伝資源のコレクションを保存するCGIARジーンバンクの中核的活動を支援するものです。
プラットフォームを通じて、CGIARはその管理下にある35の作物と木のコレクションを保存し、利用可能にするという法的義務を果たすとともに、国際基準の達成、効率の向上、支援的政策環境下でのコレクションのより有効な利用の確保に向けて取り組んでいます。


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