2023年、本間直人の組織論

いままで私は組織論を、3極に分けて、および、その混合で分類してきた。

その1として、家庭内家業継承型OIJT組織
その2として、学校式共通教育+軍隊式分業運用組織
その3として、商店街店主連合的協働分業組織

これらは指揮命令系統、OJtでの人の育て方からの分類でした。

2023年は、これらの前提条件として、もう一段階、組織の目的としてのあり方を視点として入れたいと思う。

A 個人の才能、能力を最大限に生かして価値生産向上を目指す組織
 (よく言えば、少数精鋭、職人芸の価値を認める。個人の能力特性に
  依存した組織)
B すでにある価値を生み出す技術を維持、または、価値の収奪、安定管理を目的として、個人の能力は最低限でいいので保証確保。できることを積み上げ安定度重視、確実維持、規模拡大して再現を目指す組織
(よくいえば、人が変わっても今の技術で得られる利益を大規模拡大しても同様に安定して得られる組織)
答えは一つ、それを規模拡大、そこそこの人材を高速に促成大量育成して規模とその拡大育成速度で世界制覇。

A:の方が、いわゆるモノづくりベンチャーとか、創業者社長が人を育てる組織という会社、アジャイル開発などしていて、価値を生み出す方法を商品を作り上げている部分、段階あるいは、差別化して価値を産める人材を育成するOJT組織。

B:の方が、自分が生産はしない、管理官僚組織、植民地統治収奪組織、
あるいはベンチャーが作った新技術、製品を世間に、世界に普及促進する量産会社、もうすでにある技術を部分担当して支える人材を学校等で教育量産し、横に水平展開、規模拡大で勢力拡大をめざす。
オリジナルをつくりあげた過去の天才集団がいなくとも維持は可能。
新技術による軍事進攻、軍事政権。教義。協会秘伝の治療薬などの力を背景とした教団、学校制度による布教、種、暦、治水技術による農業コントロール。資本投下による株主支配管理。会社の買収統合、など


同じ組織でもトヨタ自動車とかだと、研究所はAに近く、工場や本社は、bに近くなる。カイゼンは、Bの組織では有効で完成度や効率を上げる。


問題は大学や研究所はAの組織のはずなんだけど、Bの管理様式で能力を潰している気がする。ことしはここがテーマだな!!


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