上野通明「無伴奏チェロ・リサイタル 邦人作曲家による作品選」_2024年5月24日
先週の金曜日は、上野通明による「無伴奏チェロ・リサイタル 邦人作曲家による作品選」を聴いてきました。
暗闇の中で弾いた、プログラムにはない瀧廉太郎の「荒城の月」。
チェロの音色がステージに立ち上がらせた、太棹三味線の音色や太夫の語りや人形の動き。物語の中に踊り出したくなる華やかさもある、黛敏郎の「BUNRAKU」。
見たことがないはずなのに、なぜか知っていて、懐かしい。
表現されている情景が、理屈抜きに伝わるーー。
日本人のDNAを感じる体験でした。
この日の感動は、また別の機会に、じっくりお届けできるとうれしいです。
<曲目>
黛敏郎:BUNRAKU(1690)
松村禎三:祈禱歌(1985)
森円花:Phoenix(2022) [上野通明委嘱作品]
團伊玖磨:無伴奏チェロ・ソナタ(1998)
武満徹:エア(1995)
藤倉大:Uzu(渦)(2023) [上野通明委嘱作品/世界初演]
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