人に言えない漫画５本勝負〜ヒロイン編〜
知人女性から『漫画全然詳しくないんですけど、好きになった人がオタクなんで、お勧め教えて下さい』と大変可愛らしいお願いを受けた。
皆さん優しいので『その男に聞けよ』という言葉は出てきませんでしたね、先生とっても嬉しいです。先生は『オタクにも色々あるからそれだけだとお勧めできんよ』と言ってしまいました、駄目な中年の例ですね。じゃあ正解を教えてくれよ（突然の問いかけ）。
漫画を普段から読まない人にあまり理解して貰えないんですけど、【誰が読んでも面白い漫画】と【人選ぶけど面白い漫画】と【基礎知識ないと面白くない漫画】と【旬の漫画】と【稀少性癖だけが辿り着く聖地】って全部違うんですよ。最後のだけ異臭放ってますけど、分かる人には分かるでしょうきっと。
これが『完結済のダークファンタジー、恋愛要素抜き、バトル強め、筋肉チャッチャ系』とか指定してくれるなら話は別ですけど、日常的に漫画読んでない人に勧められる物なんてせいぜい今アニメやってるか映画やってるか実写やってるか原画展やってるかのどれかだと思うんですね、ゴールデンカムイとかダンジョン飯とか東京リベンジャーズとか（物によっては勇気いるけど）CLAMP漫画とか。
『いやいや、小森さんの好きな漫画教えてくださいよ』って言われた事も勿論ありますよ。ありますけどね、貸して読んで返された時に『あー、なんか分からなかったですけど、オタク！って感じでした！♥』とか言われた暁には111式 十字型殲滅槍を発動させて周囲のオタクを巻き込む騒動を起こしかねない。実際111式 十字型殲滅槍じゃなくて超破壊拳は出した事あります、もっと若い頃ですけど。
そんな訳で、当方の人には勧められないけど、心の栄養を満たしてくれた漫画への思いをここで昇華していこうと思います。例の如く、気持ち悪い人が奇声あげているだけの記事になりますのでよしなに。
全７巻なんですが、７冊とも読者をぶん殴りに来ている漫画で有名。
ちょうど主人公達と同じ世代の時に初めて読んで、読み終えたその日は本当に眠れませんでしたね。
どのジャンルのどの物語とも違う【戦う女の子】この作品以上に強くて優しくて脆い女の子を知らない。
実写映画の話はよしておこうね。
性欲が満たされなくても恋はできるのか、という問いかけに答えを出す。
人型ロボットが流通する近未来SFが舞台。
ロボットの事をパソコンと呼ぶので最初は違和感ありますが、その無機質な感じがフィリップKディックっぽくて好きでした。
これも高校生の時に本屋で表紙を見て内容も確認せずにすぐに全巻揃えたのを覚えています。
大学時代に同作者のぱら★いぞを読んで作品を集め始めたんですが、キャラクターの可愛さもありながら話にひねりが効いていて大変良い。
ギャグテイストではあるんですが、しっかり話の軸が通っているので読み応えはかなり強い。
ヒロインのエレナがボーイッシュな見た目に反してめちゃめちゃ女の子でグッときます。そして下ネタごゆめなので苦手な方はお気をつけて。
黒髪ロングが好きなんだと気がついたのはここらへんでしょうか。
何を書いてもネタバレになってしまうのですが、漫画の鬱々とした暗い雰囲気にヒロインの透明さが大変美しい。
暴力と愛と依存、という３点セットがドンドコ詰め込まれているので中々体力使いますが、こちらも読み終えて眠れなくなる作品。
こちらも実写になりましたが、ちょっと原作に引っ張られすぎて観ておりません。観られた方は感想をば……
ゲーム攻略本、電撃PlayStationにて連載していた四コマ漫画。
え、なんで？と思われるかもしれませんが、一応ゲームをテーマにした四コマ漫画なんですよ。途中から……あの……ファシズムが凄いんですけど……
長髪、ニーハイ、ヒールが好きだともう堪らん物があると思うのですが、ヒロインが好きピの前だとちとキレやすく暴力的でややワガママという見る人選ぶっちゃ選ぶ漫画ではあります。
その代わりハマるととんでもねぇ威力があるのでお気をつけ下さい。続編が楽園で連載してます。
と、5本書いてみましたが、書き終わった後にガンスリンガー・ガールとかAI-RENとか足洗亭の住人とか色々出てきたのでいつかまとめてみたいと思います。
しかし、【オタクっぽさ】って何由来なんでしょうね。自身にオタク自認がないので（父親が純度の高いオタクなので……）たまにオタクとは何か、というのを考えます。
それではよしなに！
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