上咽頭炎との闘い②

①に記載した通り、2年前上咽頭炎という存在を知ってから、
片頭痛もなくなり、非常に快適な日常を過ごしていた。

鼻うがいは本当は1日2回毎日したほうがいいのだが、
ハナノアのコストを考えるとちょっともったいない気がして少し調子が悪くなりそうな時にしか使わなくなっていた。

医師には急性上咽頭炎だといわれたものの、私自身は絶対に慢性だと謎の自信があったので、
多少つらくなっても鼻うがいで乗り越えられる程度であれば耳鼻科にもいかなくなっていた。

耳鼻科といえば、元々は耳鼻科は一番行きたくない病院の一つだった。
インフルの検査で鼻に入れられるのも怖いし、耳に何か入れられるのも怖い。
Googleマップで周囲の耳鼻科を探していて偶々車で15分くらいのところに開業して数か月の耳鼻科を見つけたのだった。
口コミもさることながら、まだ固定患者も少ないだろう開業医ならば優しいだろうし混雑しなそうだから説明もちゃんとしてくれるだろう。そう思って行ったところ大当たりだった。

今まで最も恐れていた耳鼻科にかかりつけ医を見つけ嬉しかったのを今でも覚えている。

あれから2年、2023年12月。
幸いにもコロナが流行りだしてからも一度もコロナにもインフルにもかかることなく過ごしてきたが、自分が健康ならよいというものでもなかった。
クリスマス~年末年始のかき入れ時に職場感染者が多発したのだ。

もちろん体調を崩した本人も症状に苦しんでいるだろうが、下手したらそれ以上に残されたメンバーは忙しく辛い。

仕事に加えて家族のクリスマスパーティーやお正月のあいさつなど、
休みといっても休まらない日々が続く中、大切なものを忘れていた。(見ないふりをしていたといって方がよいかもしれない)

そう、鼻うがいである。

年が明けたくらいから、あ~そろそろ来るかも。と思っていたにも関わらず、めんどくさくて放置してしまっていた。
言い訳をするならば、冬は室温も冷えるので鼻うがい用の液(ハナノア)自体が冷えてしまってそのまま使うと痛いのだ。
もちろん温めれば問題はないのだが、それがめんどくさい。

案の定三が日を過ぎたころから頭痛だしだすもロキソニンでごまかしていた。

1月5日金曜日。
朝、明確な上咽頭の炎症を感じて冷たいのを我慢しつつ鼻うがいをしてから出勤。
これまでは上咽頭の違和感と頭痛程度だったが、明らかに炎症を起こしている。腫れているのを感じる上にとめどなく、本当にとめどなく後鼻漏が生成される。
頭痛もひと時も休まず痛み、頭を傾けると激痛が走る。
そして何より、今まで感じたことのないだるさが襲ってきた。

よりによってこの日は午後別の場所で会議だったため、
お昼を食べながら職場を出るが、食欲もわかないし動きたくもない。
でもこの時期に休んだら、上咽頭炎なんて知らない人ばかりだと絶対コロナかインフルだと疑われてめんどくさいことになる。
ついてしまえば座っていられるので何とか会議には出席。
ふと元気になる瞬間もあるのだが、基本ずっとだるいし頭が痛い。

やっと会議が終わり帰宅後、安心したからか倦怠感が3倍増しになってしまった。
勢いのままメイクを落としてベッドへ直行した。
スマホを持つのもだるく、ただ横になり、耳鼻科のページを開く。

第一土曜日 休診

終わった。

かかりつけ医はあきらめて他の耳鼻科を探す。
条件は3つ。
①Bスポット治療をやっているところ
 治療も治療だが、そもそも上咽頭炎を分かっていない医師もいると聞き、
 確実にBスポット治療を行っているクリニックに限定
②優しいこと(ただでさえ怖いんだから当たり前)
③電車で行ける範囲
 倦怠感がひどすぎてとても運転は出来なかった。

1件だけ3つ全てクリアする場所を見つけるも当日朝のweb受付のみ。
超人気な上に土曜日は半日しか受付がないので希望が薄いか。。。

夕食。
母の手料理はいつもおいしいのに、手が進まない。
物理的に手が進まない。
体がだるすぎて手を持ち上げるのもつらいし、前に出すこともつらい。
醤油を出したいのにボトルを傾けるのすら一仕事だ。
食欲は感じずともおなかはすいているので最低限食べて就寝。

夜も頭痛ととめどない後鼻漏がのどに降りてくることで咳が止まらず
1時間半おきに目が覚めてしまいまともに寝られない始末。

朝が待ち遠しかった。

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