100年前から「大人と老人」は邪魔者だったのだ──与謝野晶子『若き人人に』現代語訳+原文
はじめまして。東京のひとり出版社の「ホメル社」といいます。
今日は、いま読まれるべきだと思えた、一篇の散文を掲載します。著者は『みだれ髪』などで知られる歌人、与謝野晶子。
題は『若き人人に』で、大正11年、1922年の発表と記録されています。
2020年7月5日、東京都知事選の熱狂を横目にデータ化を終えたとき、与謝野晶子の言葉を借りれば、熱き「青年」の胸に届けたい、と感じたのです。
「大人と老人」はずっと進歩を邪魔してきた選挙結果には、さまざまな思いがあったでしょう。