ホームレス部長

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ホームレス部長

☆kindle1位(6部門)☆┃母親たちのチームで7年連続/離職0/残業0/育休産休100%(5回)達成中┃大企業で異例の昇進→突然クビ→ホームレス寸前→中小企業へ┃育児やブラック企業の経験は今の宝物┃書籍はコチラ→https://amzn.to/3gdoRiA

最近の記事

なぜ、女性の貧困は深刻化しやすいのか?

コロナ禍での失業や自殺の増加が取沙汰されています。 特に10代-30代の若年女性は深刻で、前年比30%以上と伝えられます。 母親たちとその話題になると、みんな 『そうだよね‥』と、何も言わずとも理由を察しながら頷きます。 しかし男性たちと話しても 『え?そうなんですか?何ででしょうね‥?』と、 ピンとこないことが多い様子(もちろん察することのできる男性もいます)。 そこに男女の置かれた状況の非対称性があります。 DVや経済的困窮における逃げ場のなさ。 特に身体的に力の弱

    • なぜ、彼は育休を取得しなかったのか?

      僕のチームでは男性についても育休取得の体制と準備は万端♪♪ 何年も掛けて仕事の調整と意識づけは行ってきました。 そして、いよいよ男性メンバーが子供を授かり、時機が巡ってきました。 女性メンバーたちからは 『育休だね!安心して取ってね!』との激励も飛び交います。 彼を呼び出してのMTGでも、色々と調整の話をしながら意思確認。 『ドンと来い!!育休!!』 『ありがとうございます!!甘えます!!』 なんて熱い会話をしながら準備を進めていた僕らに 思わぬ難関が立ち塞がりました。

      • ママ、ありがとうの少し先についての話

        今日は母の日。 街にもネットにもカーネーションが溢れ、 ありがとうの言葉が飛び交う素敵な日ですね。 特に男性は、普段は照れくさい感謝を言える日かもしれません。 さて、感謝は大切なことですが、 それが言葉だけになっていないでしょうか? 『ママ、いつもありがとう』と言いながら、 家事をする妻の横でスマホ片手に寝転がっていないでしょうか? 『ママ、いつもありがとう』と言いながら、 子供をあやす妻の横でゲームに熱中していないでしょうか? 『ママ、いつもありがとう』と言いながら

        • 毎日の家事にありがとうについての話

          別チームの既婚男性がいます。 彼には子どもと専業主婦の妻がいます。 優しい男で子供のことも大好き。 いつも嬉しそうに子供のことを教えてくれます。 小学校やスポーツと、話す口調は愛情いっぱい。 そんな彼と夕飯についての話になりました。 彼は言います。 『たまに僕が夕飯を作ると、子供が喜ぶんですよ。  だけど嫁は不機嫌になるんです。私はいつもやってるのに‥って。  分かるんですけどね・・、確かにそうだなって・・』と。 日本の夫婦について、色んな要素が詰まった話だと思います。

        なぜ、女性の貧困は深刻化しやすいのか?

          妊婦・赤ちゃん雑誌についての話

          7年ほど前、妊娠中のメンバーが妊婦・赤ちゃん雑誌を見せてくれました。 『育児ってこうなんだ♪』『こんな準備しなきゃ♪』と、本人は嬉しそう。 僕もいっしょに楽しく読んでいたのですが、内心では驚いていました。 父親に関することが1ページも出てこないからです。 他のメンバーも読んでいましたが、誰もそこを気にする様子はありません。 彼女たちからすると、父親が関わらないのが当たり前すぎて気にならなかったのかも知れません。 男性の僕に気を遣って何も言わなかったのかも知れません。 出産

          妊婦・赤ちゃん雑誌についての話

          その日出れない?についての話

          メンバーは様々な理由で有休申請をあげてきます。 有休申請に理由は不要だと何度も伝えているのですが、 子どものことで休むことには潜在的な後ろめたさがあるのでしょう。 『カレコレこういう理由で』と彼女たちは話してくれます。 有給休暇取得の理由を会社に伝える義務はありません。なぜなら休暇を取得するのは労働者に与えられた正当な権利だからです。もしも理由を聞かれたら、「私用のため」と答えるだけで問題ありません。労働基準法では、有給休暇を取得したことやその理由によって賃金の減額や欠勤扱

          その日出れない?についての話

          母親たちのシフトについての話

          テレワークを運用するようになってから様々な方法を試した結果、 週単位でのシフト制へと落ち着きました。 今は1ヶ月半のシフト表を都度作成して配布運用しています。 そこで問題になるのが、母親たち自身のスケジュールです。 彼女たちは予防接種に保護者会、家のガス点検まで様々なことで休みます。 そのためシフトが早めに出ないと予定を立てにくいのです。 彼女たちが自分都合のことでシフトを催促してくることは殆どありません。 言ってくる時は、ほぼ全て子ども関係のイベントです。 様々な

          母親たちのシフトについての話

          出版を迎えるにあたって

          今日、ついに本がリリースされた。 思えば1年越しの長い話。 書き終えてからリリースするまで、紆余曲折を経たけれど。 その間に多くの人にお世話になった。 何人もの女性たちに読んでもらい、たくさんの言葉を貰った。読みながら涙する方もいて、その一つ一つの言葉が背中を押してくれた。 K談社、S英社、Kずな出版の方々はビジネス抜きに話を聴いて下さった。 本の中に登場するチームの母親や仲間たちは、 今日も元気に憎まれ口をたたいている。 この本が少しでも働く母親たちや子どもたち、そ

          出版を迎えるにあたって