Vol. 52 できない自分を罵るということは‥

1テーマ100コラム 52/100話目
完璧主義の彼女は
何ができないことがあると
イライラする。

‥と言っても手指の筋肉や
腕、背中、本当に諸々な
筋力がないので、
何が緊張すると
手が震えて

さらにうまくいかない。

夏に来た時は
歩き方そのものも
ぎこちなく
ヒョコヒョコとしていた。

今ではその当時よりは颯爽と歩ける。

椅子に座っている時も
猫背で、頭も前傾になっている時間が長くて、まるで小さい時のワタシ。

こんな感じで、教室にいたのかなーと。笑

学校に居場所はあるのかなーと、

彼女には安心、安全な場がなくて
どうして良いのかわからなかなって、親が叩くといい、病院から虐待案件として、保護され今に至る。

家庭に戻ることを想定して
一緒に住んでいるわけだけれど
詐病、咄嗟に話を合わせる技術
何かあるとすぐ

ごめんなさい

自分の責任でも
なんでもなくても

ごめんなさい

特に食事中

食べて美味しい

そんな感情は
どこかに置いてきたみたいで
感情の伴わない
挨拶や言葉たち。

親からの虐待はなかったけれども

彼女の養育の大変さ加減が
第三者が養育することで
わかっていき

ママのサポートが必要だと判断された。
意図的に養育を放棄しているわけではなくても
手が行き届かないことは沢山ある。


例えば

病弱だったり
入院してたり
障がいがあったり
言葉が通じなかったり

親子間に必要なことは
その親子、親子によって
異なる。

彼女は、公園でブランコに乗ると
近寄ってくるちびっ子とママが嫌いだ。

ものすごい視線でその親子を睨む。

その視線は
憎悪。

羨ましくて羨ましくて
たまらない。

いいなぁ〜というレベルではなく
コロシテヤルくらいの
レベルなんじゃないかと
思うくらい。

小さい子なら
ここで抱きしめてあげたいと
誰しも思うだろう。

図体が大きいこと
普段の会話で
正直このやろーという感情を持ってしまうこと

単純に、スッと抱きしめたいという気持ちになりきれない。

私たちにも勇気が必要なのだ。

人呼吸おかなければ
抱きしめてやるということが
自然にできない。

もっと小さい時に出会えていれば
違うのかもしれない。

どんな😍悪態をたいていても
場面を変えることで
スッと近寄ってくる。

買い物に連れていくと
手を繋いでやるとずっと繋いだまま。

離れると離れたまま
寸分も違えず離れない。

出来ることは、なんでもさせてあげたい。

出来るようになることが増えると 自信には繋がる。
でもそれを完璧にできない自分は
彼女は自分を許せない。

どんだけ完璧主義なのかと
見ていて疲れる。

だからお前はダメなんだ
何をやってもできないんだと

また新しい罵りが発見される。

誰に言われたんだろう?

何が真実で何が嘘なのか
本当にわからない。

でも

彼女が傷ついているということだけは変わらない事実である。

さぁ明日は学校だ❗️

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