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version3 「虐待サバイバーのための回復プロジェクト」 みっちぃcompany

かつて子ども時代に虐待を受け続けてきた経験のある大人の多くは「虐待後遺症」に悩まされている。
フラッシュバックだったり、PTSDだったり不眠だったり・・・

私自身の経験では、「うつ」という病状がでると、その「うつ」を緩和させることに本人も含めドクターもそこにフォーカスを当てがちである。
でも、逆に・・・

「うつ」の方に、子ども時代の育ち方を確認して、虐待があった状態での「うつ症状」なのか、そうじゃないのかということを念頭に入れて治療に当たったほうが良いのではないかと私は感じている。

…というのは、2001年当初、精神科に通院していたときに、若い女の子(高校生くらい)とたぶん母親だろうと思われる家族がいた。そこでジュースを自動販売機で購入したのだけれども、ボタンを押し間違ってサイズの大きいものを買ってしまい、隣に座っていたお母さんらしき人がしつこくしつこく「だから言ったのに・・・」と30分を超えて1時間近く過ぎてもそのグチグチが終わらなかった。

具合が悪かったこともあったし、そのグチグチが怒鳴り声にも聞こえてきてさすがに動悸がしてきた。
なので、「たかだかお茶1本のことで、そんなに娘さんをなじらなくてもいいのではないか?」「ここには調子の悪い患者さんばかりがいるから、あなたのその声を聴いて、苦しくなる人も多いと思うので、もう叱責するのはやめてほしい」と伝えたことがある。


親の過干渉、コントロール、暴力、ネグレクト、本当にさまざまな理由があって家庭内の会話が「親子という関係」を築くのに、機能不全になっているという現実が本当の多くあるのだ。


待合室でお互い会話をするということは余りないけれども、患者さんの多くは、「虐げられた」「干渉されすぎた」「無関心だった」「コントロールされた」など、親子の関わりが不適切だったことで起きているのではないかと、約20年前に感じていた。

現状では、函館で開業している精神科医の中には、「精神疾患の多くの原因が虐待である」と話す人もいる。

その言葉を聴いて私はやっぱりね・・・と当時はそんなことはあるはずがないと否定されたことを思い出した。

トラウマも、PTSDも脳の機能障害の一つだと私は思うのだ。不眠一つにしても、同様のことが言える。
現在では「潜在意識を書き換える」ことができる人がたくさんいる。
患者さん事態が虐待を受けた認めて、その後遺症に苦しんでいる。
それを大人になった今も、フラッシュバックなどで思い出すことが多いとすれば、その潜在意識を書き換えることができれば、その症状が軽減するはずである。
ただ、後遺症の治療はお金がかかる。カウンセリング一つとっても、10,000冊が何枚も必要である。

ではお金持ち以外は、その後遺症で苦しんだままでいいのか?
そんなことはあってはならない。

私は自分の治療に20年近くもかかったけれども、年齢の若いときに取り組むことができれば、もっと早く回復し、社会の中で貢献できる仕事に巡り合ったり、能力を発揮することも可能であると考えています。

大人の顔色を見て育った私は、セミナーなどで「理解できない」と思っている人を発見する力がものすごくある。
一瞬にして、状況判断ができる。
人の話をひたすら聞くこともできる。

これらは、強いられた環境の中で培った悲しい術ではあるけれども、現在では「強み」になっている。

そんな能力開発もしていきたい。


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