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「愛ある落書き」を受け止めて。

世界中の任天堂ファンにとって、ここは長らく「聖地」だった。だから、彼らは訪問の足跡を「フェンスに落書き」という形で残していく。

「ホテルになると報道されてから、落書きの内容が一気に変わったんです。“Fuck this hotel”とか、“Wish be a museum”とか、“Mario isn’t here”とか。それって、ホテルになんかするな! という、すごく愛にあふれた言葉じゃないですか。これは本当に覚悟をもって進めねばと、気が引き締まりました」

そう笑顔で語るのは創業家の山内万丈(ばんじょう)。任天堂を世界的な企業に押し上げた中興の祖、山内溥の実孫にあたり、現在はファミリーオフィス「Yamauchi No.10 Family Office」の代表も務める人物だ。

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任天堂の旧本社社屋に誕生したホテル「丸福樓」と、任天堂創業家・山内万丈さんを取材しました。


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