見出し画像

可哀想に

夏休みと冬休みは両親の実家で
何泊かを過ごしていた

お小遣いを貰ったり
オモチャを買ってもらったり
おやつが食べ放題だったり
動物園に連れて行ってもらったり

子供にとっては中々楽しい行事の一つ
なはずだし、私も楽しみにしていたはず。

だがしかし
楽しみ以上に憂鬱な展開が待ってる

基本的に祖父母の家では
かつらは被らずの素頭で過ごしていました。
いつも通りの姿で現れた私に向けられるのは

「可哀想に、、、」の言葉と表情

うん、わかる、可哀想、そうなの
女の子だしね、そう思っちゃうよね、
そうなんだけどさ、今は亡き
じいちゃん、ばあちゃんに告ぐ
その言葉は絶対的にミスチョイスだ。

難しい事はわからなかったし
今も専門的な事はわからないけど
「可哀想に、、」って言われるたびに

出来損ない」とか「不良品」とか
そんな感じのレッテルを体に貼り付けられた
ような感覚がしてた。

心で思っても本人に言わないで欲しかったな
ニコって笑って普通に「よく来たね!」
って言って欲しかったなぁ

だから50を過ぎた今でも
「可哀想、、」って簡単に言う人が
ちょっと苦手
心のおく〜のシャッターが
ストンと下りる。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?