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ブルーでハッピーがいい

2023年シーズンが終わりました。

水戸ホーリーホックのトップチームは今季リーグ戦17位で終了。
前半戦の怪我人続出と、それに伴う守備構築の遅れが最後まで響きました。

第18節のホーム山口戦を終えた辺りでは、個人的には史上初のJ3降格も覚悟はしていました。
なぜなら、18節の時点で得失点差−18を計上したチームは、Jリーグの歴史上残留したチームは一個もなかったから。(特例があった2020、21シーズンを除く)

つまり、

残留確率0%。

その時、メモしていたノートをそっと閉じたのは、言うまでもない。

そこから、お金を使った大物の移籍に頼ることなく、きちんとPDCAサイクルを回して守備改善に努めて、10戦負けなし、4年ぶりの3連勝にまでこぎつけたのは、さすがの一言につきる。

目立った変化を周りは欲するのかもしれない。

実際、戦い方はこうすべきとか、○○を取って来い、監督を変えろとか、そういう意見でサポーター同士がやりあうこともしばしばあった。
でも自分がこの水戸というクラブを尊敬しているのは、めげずに一番地味な努力をやりぬけき、変化をじっくりと起こせるからだ。
他チームと比べて歩みはゆっくりに見えるかもしれないけれど、ウサギとカメが競争したらどっちが勝つかはわかりきっている。

じっくり戦ったカメが勝つのだ。

ピッチ外でじっくりとした変化があったのも今年。
GRASS ROOTS FARMで畑手伝いのボランティアが始まって予定が合えば何度も参加させてもらった。大変だけど楽しい。
実家に畑で育った大根をあげたら本当に喜んでくれたのがうれしかった。

さすがにスタッフぽぽんさんの実家の柿まで届けられるとは思ってなかった。この遊び心こそ水戸の真髄。

ユースは関東リーグ復帰の今季、苦しいこともあったけど力負けすることはほとんどなくて、後半戦は局面で上回る戦いを見せてくれた。

最終戦の桐光学園戦で勝ちきれずに結果残留は逃してしまったけれど、そう遠くないうちにまた戻ってこれると思うし、クラ選出場も常に狙える立ち位置に来た、成長を実感するシーズンになった。
来年の練習拠点整備でさらに成長が加速するに違いない。

C&Lも昇格を逃すシーズンにはなったけれど、けんけんコーチのコーチングで何度もチームを救う働きを見られたのがよかった。来年は障碍者サッカーチームがファミリーに加わる。どんな化学反応が起きるか楽しみだ。

もっと知られてほしい。

個人的にも、おとな部で培ったスキルを糧に、職場のフットサル大会に参加できたのがうれしかった(実力者ばかりで活躍はできなかったけれど)。

ピッチ内外で、ちょっとずつ進化するのが水戸ホーリーホック。
その歩みをやめてはいけない。
ましてや、来年はクラブ30周年、J参入25周年の節目の年なのだから。

今年も大変お世話になりました。
来年も、ハッピーな日常が訪れますように。

P.S.

いくらむしさんの作ったプレイリストにあったこの曲がすっかりお気に入りになってしまい、今年聞いた曲ベスト50にも入るまでになりました。出会いに感謝。


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