子供に短利と複利の違いを教えてみる

明けましておめでとうございます。
本年もマイペースでつぶやいていきたいと思いますので皆様どうぞよろしくお願い致します。

さて、年末のことになりますが、息子二人に短利と複利について説明してみました。山崎元さんや元日経の後藤さんが出演するYoutubeを見たり、Just Keep Buyingを読んだことで、投資はなるべく早く始めて、そして長くやるのが一番正しいであろうと思ったことが理由です。

説明するのに使ったのはエクセルで作成した以下の表です。

単利と複利比較表

中2の長男は、早速私の作ったエクセルの間違いを指摘してきました(笑)
そして「でも日本の金利全然そんなにないじゃん」と至極まっとうな反応。私は短利での利回りと複利での利回り差を添付の図を使って一通り説明した上で「確かに銀行預金では良くても0.1%くらいしか付かないね。でも株式の投資信託なら実現可能な利回りだよ」と伝えました。「株式の投資信託というのは色々ある会社の株式を少しずつカゴに入れたものに投資できる商品で、個別の株を買うよりリスクが小さいと言われているよ」と付け加えました。
息子二人は当然理解できません。なので「会社Aの株を買うと、その会社が倒産したら株の価値はゼロになってしまうけど、色々な会社の株を少しずつ持つことになる投資信託なら、その一つの会社Aが倒産しても、他の会社の株の値段が上がったりするから価値が大きく減ることもないと言われてるんだよ。そして、米国や世界全体の株式は上がったり下がったりしながら過去何十年の間で年5-7%程度の利回りで上がっている」ということを身振り手振りに加えて記載した文章よりずっと砕けた言い回しで説明したのです。
これでも腹落ちするような理解は当然得られませんが、感覚的に長期投資のメリットを理解してくれたかなと思います。

小6の次男は「じゃあ貯金と今度もらうお年玉全部投資する!」と非常に子供らしい単純な言葉を発しました。そこで「確かにそうだね。でも全部のお金を投資してしまったら、ゲーム買えないよ。ポケカも買えないよ。どうする?」と聞いたところ、次男は「それはヤダ!」と即答。
次男の話を聞いていた長男は「馬鹿かお前は。(とまずはいつもの弟に対する反応)100円ずつ投資しても、一度に4000円投資しても複利が圧倒的に有利なのは間違いないな。まずは貯金の半分くらいを複利で投資してみようかな。それなら何か買いたい時とか友達と遊びにいくお金も確保できるし・・・」
私は「そうだね。パパも投資はしているけど、皆の生活に必要なお金は1年分は確保するようにしているよ。お前たちの学費、家のローン、生活に必要な食費とか色々ね。そうすれば上がったり下がったりする株式が下がった時に損がでても、気分は悪いけど我慢できるんだよ。我慢できれば長い目で見たらさっき言ったみたいに、また上がってくるはずだと思ってるからね。」
息子たちは「フーン」という反応です。私は「投資したいならまずは証券口座というのを開かないといけないよ。少し前に銀行口座作ったみたいにね。投資をやりたいなら、口座を開く手伝いするから言ってきてね」といって説明を終わらせました。

色々な専門家の受け売りを出来る限り噛み砕いて説明したつもりですが、どこまで子供たちに伝わったのかはわかりません。新年を迎えてお年玉ももらった彼らから「証券口座作りたい!」と言ってくることを待ちたいと思います。そしてその際はインデックスファンドの説明をする予定です。

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