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*花と自分にご褒美

女子マラソンの有森裕子さんは1996年のアトランタオリンピックで3位となり、銅メダルを獲得した時「自分で自分を褒めてあげたい」という名言を残しています。この頃から自分の為にお花を買う女性が増えてきました。いわゆる自分にご褒美です。その言葉に、日本全国感動し、やはりその言葉がみんなにインパクトを与えたのは事実だったようです。

1996年というと、そろそろ景気が上向くと思っていたものの、結局それが幻想であったことをみんなが気付き始めていて、なんとなくスカットしない時代で、会社ではリストラが進み、少ない人数で以前と同じ仕事量を抱えて、みんな、疲れはじめていた頃でした。

そんな時、自分で、自分の為にお花を買う女性が増えてきました。特に、年末のお休みの前、連休の前、仕事が一段落したした時などに飾られる方などのケースです。私たちはこういう頑張る女性の味方ですし、こういう使い方って悪くないと思います。本来の使い方の1つですね。


また、女性の間では「やけ酒」ならぬ「やけ花」も増えています。中には会社で嫌なことがあって、(夕方モグラタタキをするまで待てなくて)とりあえず会社から、お花を申し込んでくださる方もありました。

花は「人を元気付ける声援のようなものです」。何かで落ち込んだ時などは、結構気分転換になるようです。男は「やけ酒」、女は「お花」です。女性は、お花を無条件に愛しているようですし、男性の「やけ酒的逃避」から見るとずっと文化的に見えるのですが・・・。

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しかし、ここで妙なことに気づきました。お酒のメーカーさんのサントリー・キリン・サッポロはバイオ花(苗)関係の仕事を手広くやっている会社です。心の癒しは「酒」と「お花」なのでしょうか?


酒造メーカーさんは「お酒とお花で心を癒し社会を明るくし、明日からの活力を養う」そういうコンセプトのもとにお酒に加えて、花の仕事にまで参入して、男女別のマーケティングをしているのか、各社の社長さんに聞いてみたいところです。


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