捨てられない男におなりなさい㉚バツイチ夫に出会うまで⑷

そして婚活で出会った男性と別れた私

自分は相手に求めるものが、少し見えてきた気がした

でも、私は誰かに求められるようなものを持っているんだろうか?

そんな思いを持ちながらも、結婚したい気持ちに変わりはなかった

当時、病院で働いていた私は仕事帰りに吉祥寺に寄るのが日課になっていた
個人店の多い商店街
気さくに話しかけてくれて、お店の人ともお客同士で仲良くなることも多かった

そんな家族みたいな商店街が大好きだった

そこで一番仲良くしていたのが、私が本当に姉のように慕っていたお姉さん
容姿もよく似ていて、本当の姉妹に間違えられることも笑

一緒にマラソンしたり、旅行したりプライベートな付き合いも多かった

姉さんには何でも話せたし、相談していた

いつものように仕事終わりに姉さんのお店に行くと
こう言われた

「あすみちゃん、バツイチでもいいんだよね?」

「前妻に未練がなければ全然OKだよ!」

「私は、ふたりのことを見ているから好きなものとか似ているし、きっと合うと思うんだけど…」

と紹介されたのがバツイチ夫だった

「えぇっ!あの人!!
そうかぁ、私太った人は嫌だと思っていたんだけど…」

実は姉さんから紹介される前に、私は彼のことを知っていたのだ

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