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ヒーリングは誰でもできる。

「私もヒーリングできますか?」とよく訊かれる。
「できますよ」と答える。


ヒーリングとはなにか?

「ひとを元気にするエネルギーアプローチの一つ」だろうか。
検索してもらえばいっぱい出てくる。
一昔前は「完全に怪しい何か」扱いされていたので
「ヒーリングします」などと口走れない状況だったが
時代は変わり、私なんか「ヒーラーとしてはつまらない」と言われるくらい
もっと不思議な世界も受け入れられるようになってきた。
なんちゃらヒーリング
うんちゃらヒーリング
といろんな種類があるし、きっと増え続けている。
なぜ増え続けるかと言えば、ヒーラーたちは「オリジナル」を目指す傾向がある。そしていろんな勉強したことをミックスしてどんどん新手が登場する。基本的には習得したら誰でもできる。

料理、運転、自転車、裁縫、ピアノ・・・
基本的には習得したら誰でもできるのと同じ。

三ツ星シェフ、F1ドライバー、競輪選手、パリコレデザイナー、世界的ピアニストには誰でもなれないのと同じ。

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開業ヒーラーとホームヒーラー



勉強して、開業して、プロヒーラーを目指す人も増えた。
でも本当に開業できる人も少ないし、継続できる人はもっと少ない。

なので「プロになったらいいですよ!」と私は基本言わない。
本当にやりたいひとは、どんどんなっていくし。最初から迷ってる人は
開業しても続かない。

「ホームヒーラー」はおすすめできる。
一家に一人ヒーラーがいたら非常にいいと思う。
「ヒーラー」というのは技術だけ習得するものではなくて
哲学や思考方法などたくさん学ぶ。病気になる理屈、
病気になりにくい理屈を学ぶ。そしてそれらは、日常の360度に
散りばめられている。健康を維持するというのは日々の選択がとても大切。月に一回、サロンでお手入れしてもらっても、そういう基本がわからないと改善しにくい。ヒーリングは手を当てている時間だけをいうのではなく
「ヒーリング生活」とも言うべき、日常の時間になっていくことが肝要。

「何ができるようになるのか」は、人による。
私と母は同じところで学んだが、全くタイプが違うし、出せる結果が違う。
見た目上、なんにもできない人もたくさんいる。

習得すると家族に練習台になってもらうパターンが多い。
ものすごいメリットは家族に触れ続けることができることだ。
子供も大きくなってくると、触れる機会は減っていく。でも、ヒーリングを習得してからまた家族のスキンシップが増えたケースは多い。
高齢の家族の介護をするとき、ヒーリングの手でお世話をすることで
よりよい効果があったり、自分の負荷が軽減することもある。
子供も、大人も「触れる」ことの効果はものすごい。
https://www.kango-roo.com/work/816/

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写真:おともだちトッシー&次男君

うちの子供(16歳)はじいちゃん(96歳)の見舞いに行くと
当たり前のように私と一緒に足を触る。

「じいちゃんどう?どっか痛い?」
「*********」

もうあんまり会話にならないけど、少し緩んだ顔や少し痛そうな顔を見て
こちらも判断する。もし、ヒーリングを知らなかったら、毎度毎度じいちゃんの足に触れたりはしなかったと思う。私に何ができるわけでも、息子に何ができるわけでもない。でも、じいちゃんが嬉しそうなのはわかる。

「触れられて嬉しい」っていう感覚。ものすごく大事だ。

そして息子は発見する。
「人間って、こんなに皮になっていくんだ」
80歳の年の差の人間に触れて膨大な何かを受け取っている。
それも大事。

ご時世、「話すな」「触れるな」「近づくな」と言われ
誰かに触れることは「危険な行為」のようになっている。
もしも、それが意図されたものだとしたらどうする?
人が人に触れることを妨げようとするデザインがされたものだったらどうする?人は触れなくなっていく。人が人を怖くなる。
もしそうなら、こちらは「人がどうしたら触れられるか」を頭ひねって
その状況を生み出すべきだ。ぼーっとしていたら、人間らしさも思考力も直感も麻痺し、人との交流によるエネルギーをもらえない人間が増える。

すごいヒーラーが病気を治したり、ミラクルを見せたりするけど
そういう人はけっこういるし、ほんとはそんなにすごくもない。すごいけど、本質はそこじゃない場合も多い。
本当は、毎日がヒーリングで、家庭はパワースポットだ。
病気を魔法のように治せる人より、病気にならない日常を創造できるホームヒーラーのほうがよっぽど大事だ。

触れてほしい人に触れてもらう。
これ以上の癒しはない。

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