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「日本の最新インディーズバンド。このバンドがすごい!」第22回 (2021.10.14)

こんにちは!HOLIDAY! RECORDS の植野秀章です。
2014年からおすすめの国内インディーズバンドをSNSやラジオなどのメディア出演で広める活動をしています。
noteでも、そういった活動の中で出会ったバンドを紹介しています。


前回の記事はこちら!



downt

これはやばい!配信リリースと同時に、ここ1、2週間ほどTLを席巻し続けている。バンドの初音源にして、今年の重要リリースとなるでしょう。
レーベルも国内次世代Emoの震源地 ungulatesから。

downtは2021年結成の東京の三人組。
エモ、インディーロックをルーツとするヒリヒリするような緊張感のあるサウンド。
Twinkle Emoなギターリフ、ヒステリックな轟音、エモゲイズ的なヘヴィネス、アンビエントなインストナンバーなど、様々な要素を感じさせる。そこが色んな人の琴線に触れてるのかもしれない。

そして決定的な魅力はその歌声で、特別ポップなメロとかでは無いのに、めちゃくちゃ心に浸透してくる。
シーンを超えて広がっていきそうな才能。普段、羊文学やチャットモンチーなどを聞く人にもリーチしそうな予感がします!


メンバーの佇まい、パフォーマンスもかっこいい!




帝国喫茶

こちらもすでに話題となっている。2020年結成の4人組大阪バンド。

これはきっとみんなの青春のサウンドトラックになりますね。
とことん青臭さくてピュアで、なんだかちょっとほろ苦い。
andymori、サニカーの系譜を感じる爆走青春ロックサウンドに、
ネバヤンやヨギー以降の感性、フォークテイストも織り交ぜられていて、
次世代感があります。

こないだ見たライブが荒々しくも、かっこよかった。
特にギターボーカルの杉浦君は華があって、新たなヒーローの登場かと期待させる。

「カレンダー」という曲はラモーンズぽいフレーズも飛び出して、センス良い。ロックな曲で特に大好きです!



地球から2ミリ浮いてる人たち

2020年始動の若手関西バンド。
11/3には早くも二枚目となる新譜を出すのですが、それが凄く良いので紹介!

このバンドもカネコアヤノやヨギーに影響を受けたという次世代で、まさにそこから受け継いだような、歌を大事に聞かせる姿勢が伝わってくる音楽。
70sロック、カントリーテイストのロック、ポップスを現代的に聞かせる。

アルバム全曲通して伝わってくるのは、人生を美しく生きようとする力強さ。
歌詞の中で「強くもありたいし優しくもありたい 美しく生きていたい」と宣言する「ハッカドロップ」の清々しさよ。
そういう生き方に共感する人にとって、お守りのような曲になるはず。

普通に考えるとハズレのはずのハッカ味のドロップ。
そんなハッカ味を「ハッカ味が出ると嬉しくてたまらなかった」だなんて、きっと、この歌の主人公は少し負けず嫌いで、自分の信じた道を突き進む、真っすぐな人だと思う。




読んでくれてありがとうございました。
前回のバンド紹介の記事はこちらから読めます。



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