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壁画で使用する絵具について(下地と絵の具のコーティング)

どうもホーリーです。
壁画の塗料について、でも塗料の前に下地が大切だよ、が前回。そして今回は、コーティングについてです。

壁画塗料は、アクリル、シリコン、ラジカル制御型アクリル、シリコン、そして油性という種類が最近は色々あるのですが、自分はSTOKEさんとビッグアートカラーさんを使っています。

少し安価な場合は、タカラ塗料さんで、5〜6年、通常の場合で、色の明るさを重視される場合は、ビッグアートカラー(アクリルなのに顔料の量が一番多く体色しにくく仕上がりも良い、ただ屋外は6年〜8年ほどの耐候年数となっている)、そして、基本的にはSTOKEさんがメインですが、少し色を抑えた絵の方ならエスケー化研のプレミアムシリコン(赤や青が耐久性は最高だが、15年耐久する発色の最大光量内なので淡いというかシネマティックな色)と、という感じです。

併用して使いますよーという話もしたのですが、STOKEと、エスケー化研さんは、トップコートのコーティングもいらないシリコン塗料です。という事をメーカーさんから聞いてますので、この2社は、他のメーカーと併用しない方が良いというか、コーティング不要の意味を考えると、絵具そのものがその上に乗せても落ちる可能性があると想定するべきかと思います。それでも仕上がりの色の発色をどうしても強めたい、という方は、ちゃんと乾かして、少しだけサンディングして、ビッグアートカラーの耐久は6〜8年ですが、4〜5年でこの明るさは落ちる可能性がある、ベースのシリコンの色があとから残る色です。と認識し説明した上で施行しましょう。

値段のことだけ考えると、タカラ塗料(+コーティング)、色のことだけを考えると、ビッグアートカラー(+コーティング ※値段が高い)、耐久年数を考えると、STOKE(コーティングなし)か、色数が少なくてもいいなら、エスケー化研のプレミアムシリコン(コーティングなし)。これが、一般的な画家が壁画描く時に使うんじゃないかなと。
(※STOKEさんが、2024年6月からお休みに入るという事で、ちょっと残念ですが、自分もしばらく色々試してみようという期間に入りそうです)

「下地塗りについて」
そして第二回でも説明した、下地塗りについて。ですが、自分的にも経験した上で伝えて超重要回でした。高圧洗浄機は必ず使って洗浄しましょう。そして、金属面などは、油分も含んでいるケースがあるので、エチルアルコールや塗料用シンナーを含ませたウエスで、よく脱脂しましょう。

壁の表面の素材や塗装膜とこれから塗る塗料の密着性」
描く壁が何の素材なのかしっかり調べること。第2回で書いた下地塗りの回を是非読んでみてください。シーラーとかプライマーと呼ばれる塗料を素材に合わせて選びます。またもしシーラーやプライマーもうまく付着しない場合、心配な場合は、サンドペーパー(#200くらい)で表面をザラザラにします。このサンディングと呼ばれる作業(大きい面積はグラインダーを使用/ホームセンターでレンタル可能)は、必須ではありせんが、いかにも水を弾く、という素材の場合は絶対やりましょう。近年は、ミッチャクロンというスプレータイプの商品が出ていて、多くの人がこれを利用しています。屋外の壁面、シャッター、看板など、耐久性が後々考える必要が出てくる現場では、この下地処理はしっかりやっておきましょう。

「温度によっては作業不可能」
あとは、意外と忘れがちなのが、気温です。
寒くても頑張るぜ、とか、暑くてもやる!という勢いも必要ですが、
寒さ、特にマイナス気温になると、基本塗料はアクリルでもシリコンでも利用することが難しくなります。シーラーやプライマーが乾かなくて、そこから、上に乗った塗料が割れてしまう可能性もあるので、注意が必要です。暖房器具や、乾燥時間はしっかり持つようにしましょう。

また下地の色の透けを一気に塗りつぶそうとしたり、作業時間を短縮しようとして
一度に塗料を希釈せずに高粘度のまま厚塗りをすると失敗します。
塗膜にピンホールができてそこから水が塗膜に侵入し、塗膜を剥離させる原因になります。
それ以外にも、一度で厚塗りをすると乾燥時にヒビが発生しやすくなります。
一度に厚塗りしないで、薄く何回も重ね塗りするのが一番ベストな方法かと思います。

長くなりましたが、コーティングについてです。



とりあえずおすすめのクリアーです。これだけで、1.5倍から2倍の耐候性となっているケースも多く見られます。
https://www.penki-ippai.jp/view/item/000000000690?srsltid=AfmBOopVRAmmmuEKqcFtZIq1yN_HWJy-yZzXq-liD-1-oWOme-Z31TbCmUE



あとは、メーカーごとに、コーティングするおすすめもあるので、使う塗料によってメーカー問い合わせするのがいいかと思います。今回は、一個しかおすすめは書いてませんが、これがあれば大抵問題ないです。少し高いですが、普通これで、10回分くらいの壁画に利用できるので、一つ買っておけば良いと思います。
壁画も色褪せてもいい感じ、となるには、まずはこういう知識も一応あると良いと思いますので、よかったら過去2回分と含めて、また見返してみてください。

取り急ぎ全3回の壁画の塗装についてでした。
マニアックで読みづらい、という方がいるかもしれないので、これも合わせて、ペライチでダウンロードできるように、塗料とかと合わせてまとめておきます。

これらは失敗から学んだことなので、誰かの役に立てればいいなと思います。
次回は、キッズワークショップをやっているので、それについて面白かったことを書きます。合わせて、夏のフェスは、フジロック、りんご音楽祭と面白いイベントに出演が色々決まりました。ライブペイントはまた違う面白さがあります。これはこれで、また報告します。それと全国壁画ツアーのアパレルもリリースするので、それもまたここでも報告させてください。絵を描いてこれからもより良い社会活動ができたらと思います。自分が子供が生まれるまでは、マジでそんなこと思わなかったけれど、今は本気でそう思います。そんなわけで、会社を建てて、キッズワークショップなんかも受けるようになったって感じです。それについてはまた次回!

感謝を込めて

HOLHY



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