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【拙訳】Dota2ガイド「上手くなる為の10のヒント」by Spark

※DeepL翻訳を使用しています。
また、一部内容が古い点を加筆修正しています。
↓原文はコチラから↓


はじめに

Dota2は、一見簡単そうに見えて、実のところ複雑で難しいゲームです。その為、ランク(MMR)を上げるのは大変で、もし上を目指しているのに苦労しているなら、そこには何か原因があると考えられます。

一方で、ゲームの基本はわかっていても、ロールや戦略、ヒーローピックを適切に行うことができず、何をすべきかを判断できない人が多いのも事実です。「プロがやっていたから」という理由で、特定のプレイを繰り返すプレイヤーも少なくありません。

もちろん、プロがやっていることは見習うべきですが、一番大事なのは、その理由を知ることです。例えば、自分のチームが敵のタワーを押しているときにクリープを引いて、それを倒そうとするようなことです。

そこで今日は、多くのDota 2プレイヤーが知らない一方で、無知すぎてついていけない重要な点を検証していきます。もしあなたがMMRを上げるのに苦労しているのなら、この記事はあなたにとって、とても有益なものになるでしょう。


1.ワードを置く場所を知る

多くのサポートプレイヤーやコアプレイヤーは、個人的な好みでワードを置き、より良い効果を与えることができる、いくつかのポイントを無視します。

(青い範囲がワードの視界)

実際にワードを置く前に、ワードのプレビューを見るだけでいいのです。そうすれば、ワードから得られる視界について、より良いアイデアを得ることができます。これは初期のギャンクやロシャンの可能性を判断するのに役立ちます。

しかし、良いワードの位置を知ることも大切ですが、現在のゲームの状況に応じて、臨機応変にワーディングすることも重要です。

あなたのキャリープレイヤーがボトムレーンでAFKファーム(※何も考えずにファームだけ)しているとします。このとき、あなたができる最善のことは2つのワードを置くことです。

1つは深いジャングルに、もう1つは一番近い敵タワーのすぐ後ろに置きます。こうすることで、キャリーはファーミングに専念できるようになります。また、ちょっとでも脅威を感じたら、すぐにファームをやめて脱出する事も可能になるのです。

(2つのワードの視界で敵の侵入経路が分かる)

そのような状況に応じて、攻撃的なワードと防御的なワードを使い分けなければなりません。もし、すべてがうまくいっていて、常に目標に向かって突き進んでいるのなら、敵のジャングルやシークレットショップに深いワードを刺すことも出来ます。これは、自分のジャングルでワードを浪費するよりも、ずっと良い選択になるでしょう。

同様に、敵のローテーションに常に嫌がらせを受け、後手に回っているのであれば、敵側の陣地やジャングルにワードを刺しても無意味です。その代わり、味方ヒーローが攻撃やローテーション、ギャンクの可能性に対抗できるように、自陣の視界を確保すると良いでしょう。


2.常に相手のアイテムをチェックする

優秀なプレイヤーとそうでないプレイヤーの違いは、敵チームのヒーローの理解度にあります。敵ヒーローのアイテムビルドが分かれば、長い目で見て対策を練ることが出来るからです。

例えば「敵のキャリーがモンキーキングバー(MKB)を作ろうとしているので、こちらがバタフライを作るメリットはほとんど無いかもしれない。」といった具合です。

一方で、敵が「Talisman of Evasion」を買ったなら、ほとんどの場合、バタフライを狙っているはずです。この場合、あなたはMKBを買いに走るのがベストです。

敵ヒーローのインベントリを見ることができるほどアクティブでなければ、このようなことは不可能であり、自分やチームが敗北する理由となったかもしれません。相手のアイテムビルドに合わせて、こちらもアイテムビルドを変更するという事は、勝利するうえで極めて重要な技能と言えるでしょう。


3.ルーンの確認

私たちはゲームに夢中になるあまり、時として最も明白なことを忘れてしまうことがあります。00:00分のルーンは別として、カウンターのルーンも忘れてしまうことがあります。

バウンティーのルーンは、ゲームクロックの00:00から3分おきに発生します。しかし、パワーアップルーンは、6分目に初めてスポーンし、その後、指定された2つの場所のいずれかにランダムにスポーンします。

※補足
ルーンはパッチによって仕様が変動しやすいので、最新パッチにおけるルーンの出現条件は常に把握しておくとよいです。こちらのページをGoogle翻訳等で日本語にすれば理解できると思います。


4.アイテムの分解

ゲーム序盤が終わると、ゲーム終盤のアイテム選びという厳しい選択が待っています。あなたがコアでない限り、ゲーム序盤のアイテムはゲーム終盤に役に立たないものが多くなります。

そのため、ゲーム後半で使えるようなアイテムはすべて頭に入れておく必要があります。分解して他のアイテムを作ることができるアイテムはたくさんあります。例えば、ArcaneBootsは分解すると、Boots of Speed と Energy Booster に分かれます。分解したEnergy Boosterは、Aether Lens の素材にな為、サポートが強力なアイテムを作る時間が早くなります。

(※現在とレシピの内容が変わっている可能性があります)

※補足
アイテムのレシピはパッチ状況によって変わりやすいので、最新パッチにおける分解可能アイテムの一覧を、コチラのページで確認するとよいです。


5.ランボーになるな

Dota2は個人の努力で出来る事に限界があり、一人だけで勝つ事はできません。これがプロとアマチュアを区別する 一つの側面です。

この点、プロを見ていると、彼らはどうしても必要なとき以外は戦いに挑まないことがわかります。生きて帰れるという100%の確信があるときにだけ、戦いを挑むのです。

(※むやみやたらに突っ込んで戦うのはよくない)

ミッドレーナーとして、この技術を向上させる良い方法は、世界のトップミッドレーナーのプレーを見ることです。Topsonのようなプレイヤーだけがキルのために飛び込みますが、彼らはすでに結果を知っていてそうしているのです。少しでも負ける予感がすれば、飛び込むような事はしないでしょう。

サポートであろうとコアであろうと、単独行動は決してお勧めできません。その代わり、味方と一緒に敵ヒーローをギャンクすることで、敵ヒーローを倒せなかったとしても生き残る可能性を高くすることが出来ます。


6.必要なときだけギャンクする

ギャンクの際は、”今が本当にギャンクをするタイミングなのか”を確認する必要があります。サポートの場合、チームのパフォーマンスとキャリーの状況を見て判断するようにしましょう。

また、マップ内をひたすら移動してギャンクを探しても、状況は改善されないどころか、むしろ悪化してしまいます。何故なら、レーンを離れる事で、クリープの経験値を獲得できなくなるからです。また、敵のヒーローにハラスをしたり、ワードを刺したり、キャンプをスタックして過ごすべき貴重な時間を浪費することにも繋がります。


7.集団戦のタイミングを計る

ギャンクのタイミングを計るのと同じように、集団戦もタイミングが非常に重要です。チームの構成もこの点で重要な役割を果たします。

例えば、キャリーのファントムランサーが、コアアイテムを買う為にファームをしている時に、チームファイトに来るように頼むのは、タイミングが悪いと言えます。それよりも、残りのヒーローがマップの反対側に圧力をかけている間、可能な限りスプリットプッシュする方が良いと言えます。

また、レベルに応じて集団戦に臨むべきポジションが決まってきます。味方全員が最大限の効果を発揮できるよう、アルティメットを準備しておくようにしましょう。例えば、エニグマのブラックホールがクールダウンしている状態で集団戦を始めると、ほとんどの場合負けるでしょう。

そして集団戦では、味方のコアヒーローが敵のコアほど育っていないと勝てない、ということを心に留めておいてください。もしもあなたがサポートで、敵のアンチメイジが牛のように太っている事が判明しているのであれば、奇襲して殺されないように、常に注意を払って動く必要があります。

しかし、ウォンボーのコンボは依然として有効で、ゲームのペースを変えることができます。それを裏付けるために、以下のビデオを紹介します。


8.コアに必要な養分

もう一つ、多くのプレイヤーが忘れていることですが、コアヒーローは時間と労力をかけてファームをさせる必要があります。キャリーと呼ばれるのには理由があることを忘れてはいけません。

もしあなたがゲームの序盤から中盤にかけてキャリーのファームを助けていなければ、そのヒーローはキャリーすることができず、あなたをゲーム終盤で勝たせることはできません。コアプレイヤーとしてもサポートプレイヤーとしても、このことを理解しておく必要があります。

その為、キャリーがピックされた時は、積極的に助けるようにしましょう。もしキャリーがレーンでフリーファームを得ていないのであれば、他のレーンに十分なプレッシャーをかけていない可能性が高いです。それでも、もしうまくいかないのであれば、中立キャンプをスタックする事で、コアプレイヤーがレーンで拒否されたファームをカバーすることができます。

味方としては、常にマップのワードをしっかり張って、全ヒーローが同じ位置でプレイしていることを確認したいものです。キルを狙うのはスペースを作る必要があるときだけにしておこう。また、常にテレポートスクロールを携帯しておくことも重要です。


9.過剰なコミットメントをしない

プレイヤーは時に、自分がどれだけ戦いにコミットすべきか、それが本当にベストなのか、分からなくなることがあります。ゲームによって異なるので、これはプレイすればするほど分かってくることです。しかし、それでも一般的なルールはあり、ゲーム中に適切で効果的な判断を下すのに役立ちます。

序盤は、良いロールを取れば、少なくとも4人がどのレーンにも入っていけるだけの自信を持つことができます。しかし、もし状況が悪化した場合は、防御モードに入るのがベストな選択でしょう。

その後、スモークガンクに挑戦し、成功すれば、最終的にタワー攻略がスムーズになります。もしスモークガンクが失敗したら、防御モードに戻り、中立キャンプを取ることでファーム不足を解消することができます。

また、サポートプレイヤーとしては、経験値を稼ぐことが重要なので、常にキャンプの近くにいたいと思うはずです。プレイヤーは自分の純資産を見ることはできませんが、自分のチームがどの程度のパフォーマンスなのかを把握することはできます。チームのパフォーマンスに基づいて、ギャンク、プッシュ、ジャングルでのキャンプによる安全確保について判断することが重要です。


10.たくさんコミュニケーションをとる

簡単なことのように思えるかもしれませんが、下位に甘んじている大きな原因のひとつは、チームメンバーときちんとコミュニケーションをとっていないことです。しかし、それでも、ほとんどすべてのランク戦で、自分のことだけを考えていて、逃したヒーローをわざわざ呼び出そうともしないプレイヤーを見かけることがあります。

チーム全員が同じテーブルに座っていれば、チームメイトが何をしようとしているのかを常に予測するよりも、はるかにプレイや調整がしやすいのです。そうでない場合、時には過剰なまでの攻撃や、不必要なまでの消極性が生じ、敵チームに大きく有利に働くことがあります。

チャットホイールコマンドは、序盤のコミュニケーションに適しており、必要に応じて変更することが可能です。しかし、ゲームが10分を超えると、多くのことが起こるので、チャットホイールのメッセージに気づかない可能性が高くなります。

(※初期設定だとマウスホイール長押しで出てくるはず…)

また、きちんとしたコミュニケーションを重視するのは、私だけではありません。多くのプロプレイヤーは、マイクを使ったコミュニケーションを好みます。マイク内蔵のヘッドセットは10ドルくらいで購入できますが、Dota2のゲームプレイにとても良い効果をもたらします。

チームメイトと効果的にコミュニケーションをとることで、ゲーム中の判断が大きく改善されます。また、チーム内に外国人がいる場合は、世界共通語である英語で話すのがベストな選択です。


おわりに

これで、この記事は終わりです。Dota 2 のゲームプレイを向上させる 10 のヒントについて詳しく説明しました。世界中のプロDota2プレイヤーが信心深く守っているポイントを挙げたので、参考になるはずです。

この記事は、あなたのA-gameを実現し、ランクを上げ、競技プレイヤーへの道を切り開くために大いに役立つと確信しています。

このブログで紹介したDota 2ガイドがあなたにとってどれだけ効果的で、どれだけ上達したかを教えてください。もし気に入ったのなら、将来的にもっと良いDota 2プレイヤーになれるようなガイドを公開する予定です。



訳者あとがき

数年前(2018~2019年)の記事ですが、今でも通用する話が多いと思います。Dota2の基礎的な部分はメタやパッチで大きく変化する事が少ないので、興味があれば他の記事も自分で探して読んでみると良いと思います。


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