政治的に正しい四柱推命

最近のtwitterを見てて少しビビってることがある。誰かの御気持ちを逆撫ですると大炎上することが増えて来ているからだ。
実は四柱推命や断易には、現代の視点からは政治的に正しくない部分がある。財帛と官殺が持つ象意だ。五行の相生相剋において、財帛は我が剋するもので官殺は我を剋するものだ。問題になるのは、そこから派生する、財帛は妻、官殺は夫という象だ。つまり妻とは我が従えるもので、夫とは我が従うものになってしまう。

この象をもって「四柱推命や断易といった占いには女性差別の構造がある。こういう迷信が女性差別の温存に一役かっている。焼け。」と主張されるとなかなか厳しいものがある。『御気持ち』から焼きに来る人の場合、「元からそういうものなのです。すみません。」が絶対に通らないのは間違いないだろう。

ただ言い訳がないわけじゃない。官殺が夫なのは、通常は共働きでも夫の収入が重きをなしているなら、経済的に夫による支配を受けているということになるからだ。私見だけれども妻の収入が重きをなせば、官殺を持って妻とすることは充分に可能と考えている。

あと男女のセックスについては人体の構造上、する側とされる側が発生するのは避けられない。将来的にどうなるかは分からないけど、今のところは女がされる側なので、官殺が男で財帛が女になるのは仕方がないとは思う。

これでも焼ける時は焼けるんだろうけど。

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