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視覚を考える フレスコシートの視覚効果と可能性

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視覚効果を活かして作品に活かす フレスコシートの創り出す新たな表現領域 視覚から考える解説編
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#インクジェット

視覚を考える その7 観ているのは目ではなく脳

視覚を考える のなかで視覚は目の仕組みから脳へと送られて処理されているものを見ている と言う話をしてきました その中で面白い記事を見つけたので紹介します 私たちは何を見ているのだろうか—錯視・錯覚から迫る脳の視覚情報処理メカニズム— | サイエンス&テクノロジー | 研究・社会連携 | 京都産業大学 見るとはどう言うことか。 見るとは脳の情報処理を理解する事につながると言う事になる。 「目は口ほどにものをいう」と言う言葉もあるように コ

印刷とインクジェットの違い  RGBとCMYK編

印刷はそもそもCMYKのドット表現によって色を作り出します それぞれの色を分解し、C、M、Y、Kというそれぞれの版に分けられたものを 重ねて印刷されていきます その色も、絵画などでも使われるテクニックなどにもみられるように 点描画、点描法などと言われるテクニックなども参考になるかと思います 絵の具も混ぜれば色が濁るという点に問題意識を持ったモネなどの絵画は絵の具を混ぜずに原色を乗せていくように描いていく手法などにも トライしています。筆色分割というそうです。 さ

インクジェットと印刷との違い、インクジェットはアート作品になる

1.いろいろな印刷手法 印刷手法には、凸版印刷、凹版印刷、平版印刷があり、最終印刷物の用途によりその印刷手法が決まります。 1-1 凸版印刷(活版印刷やフレキソ印刷) 印鑑や木版画の手法で,版の盛り上がったところについたインクを紙に押しつけて印刷します。 以前は書籍やはがきなど文字物に多く使用され、最近はパッケージ印刷に使用されています。 凸版画、木版画などwikiより凸版(とっぱん)は、インクをローラーなどで版の出っ張った部分だけに付着させて、版に紙をバレンまたは

視覚を考える その5 フレスコシートの視覚効果と可能性

画素数と解像度の話から脳の情報処理と錯覚 人の目の画素数は視神経の本数から100万画素程度と言われることもありますが 最近のデジタルカメは携帯でも2000万画素 高性能のカメラでは1億画素のものまで出てきています 35mmフィルムのカメラでは1600万画素程度だと言われています そう考えると人の目の画素数はあまりにも少なすぎるとも言えます。 それを解像度の観点から見てみるとどうなるのでしょうか。 人の目の解像度を計算した人がいます。

視覚を考える その6 フレスコグラフィックシートの視覚効果と可能性

視覚は目と網膜と高度な脳の処理によってできていることを 理解いただけましたでしょうか その中で前回のその5では知覚と認識という話をしました。 人の視覚は脳で高度な処理をした上で映像化されていると言うことです その知覚の中で特徴的なものを瞬時に捉え理解しそれに合わせて映像化していくと言うことになっています フレスコグラフィックシートと言うメディアはその脳の処理 つまり視覚に効果的に訴えるための要素を詰め込んだメディアとなっています 私たちHO