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オーラスに関するメモ1:オーラスの点数計算(点差確認)・基礎(ラス回避関連)

 麻雀のオーラス(最後の局のこと。主に東風戦なら東4局、半荘戦なら南4局のこと)は、勝負が決定づけられる非常に重要な局です。そのためオーラスの精度はダイレクトに結果に影響しますが、厳密な点数計算を要求されたり、他の局とは異なる立ち回りを要求されます

 オーラスについては話せば長くなりますが、ここではオーラスの局の初めに行うべき点差確認について、「どうなるとラス(4位)になるか」という所に主眼を置いてメモります。ラス回避が重要な雀魂段位戦では、特に重要な部分と言えるでしょう。

 とりあえず画像をどうぞ。
 

画像1

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(リーチ棒0本、0本場)

オーラスにおいてこのような点数状態であった場合、まずどのような点に気をかけるべきでしょう。


A.ラスとの点差・被逆転条件

 ラス回避が重要なため、真っ先に行うのはラスとの点差の確認と、何点をツモ・ロンされたら逆転されるかなどの計算です。
 主にこの4点について把握します。


1.ラスに自分がロンされた場合のラスになるケース
2.ラスにツモられた場合のラスになるケース
3.ラス以外の他家に自分がロンされた場合のラスになるケース
4.ラスが自分より点数の高い人からロンした場合のラスになるケース


 他にも細々としたのはありますが、とりあえずこの4点を抑えれば基本的にはいいと思います。ちなみに自分とラス(上家)との点差は28700-18500=10200です。


1.8000までセーフ、12000はアウト(3位の対面との点差が8200あるので、8000ではラスにはならない)
2.ラスにはならない(対面がいるから)
3.8000までセーフ、12000はラス
4.ラスにはならない(対面がいるし、下家の点数が自分より下になるから)

 若干引っかけ問題感がありますが、この局面でのラス回避的な観点での認識はこのようになります。つまりラス回避という観点だけで言えば、上家に8000点振ってもいいので、上家のリーチに対してもある程度押せることになります。(とか言って跳満振ったりしますが)

 ただ、これはあくまでラスになるかだけの考察です。順位変動についても考えてみましょう。


1.ラスに自分がロンされた場合の順位が変動するケース
2.ラスにツモられた場合の順位が変動するケース
3.
ラス以外の他家に自分がロンされた場合の順位が変動するケース
4.ラスが自分より点数の高い人からロンした場合の順位が変動うするケース

1b.3900まで逆転されない(差し引き7800)。5200は逆転される(差し引き10400)。
2b.8000(マンガン)ツモまで逆転されない(差し引き10000)。12000(ハネマン)ツモは逆転される(差し引き15000)。
3b.
対面にロンされた:3900まで逆転されない(差し引き7800)。5200は逆転される(差し引き10400)。
下家にロンされた:8000まで逆転されない。12000は逆転される。

4b.8000まで逆転されない。12000は逆転される。(上家のロンが対面からなら3位、下家からなら2位になる)
 (※下家からのロンが3900~8000間のロンだった場合、トップになる。西入するけど)

 ラス回避に関しては大筋こんなところでしょう。ちなみに符計算的には、20~40符のやつだけ考えればいいです。他のはほぼ出ないので。

 →要するに?
 →まず「どうなったらラスになるか」をなるべく具体的な点数で考える。(次に「どうなったら順位が変わるか」をなるべく具体的な点数で考える。)

 ラス回避に関するやつだけでも(はしょっても)長くなりそうなので、一旦この辺で。

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