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ノーヘッド するかしないか 悩むやつ

弱いノーヘッド

 例えばこういう手で、12mや89mから切るか、6pから切るか、みたいな話です。
 気持ち的には両面待ちでリーチをかけたいので12mサイドを切りたいんですが、6pを切ったほうがテンパイ枚数は多くなります。

A:1m切り→2m、7m、36p(13枚、内4枚の7mを引いた時だけ両面)
B:6p切り→123m、789m(20枚、全て愚形。単騎待ちになれば待ちは変えやすいけど…)

 7枚差は大差と言っていいでしょう。ただしAのほうだけだたちに両面になる可能性があるので、ちょっと差が縮まります。
 じゃあどっち切るの?って話なんですが…。

 シンプルに言うなら、「ドラや役がリーチ以外で2つ以上あるなら枚数優先(B寄り。6p切り)」とは言えるでしょう。理由は単純に、強いリーチを打ちたいからです。強いリーチ、とは待ちがいいか、点数が高いかのどちらか、あるいは両方のあるリーチのことです。上記の手は現状リーチのみなので、気持ち的にはA寄り(1mとか2mとか)です。巡目とか持ち点にもよるけど…。

 ただ問題は、12m89m部分の強さが、形によってだいぶ変わる、ということです。これが今回のテーマです。

 あとここで、ひとつ用語説明を。

ノーヘッド説明用

 上の図から6pを切ったところ(Bの選択)ですが、こんな風に頭(同じ牌2枚) がない形をノーヘッドと言います。今後こういう形のことをノーヘッドとかノーヘッド形とか呼びます。


 さて、最初の図に似てるけど違う形を軽く挙げると、

ノーヘッドちょいマシ

両面両面ノーヘッド

両面両面くっつきノーヘッド

両面両面コーツノーヘッド

 これらが全部違います。だいたい下に行けば行くほどノーヘッド形にする(B寄り。7p切り)の選択肢になっていくんじゃないと思います。だいたいね。


ノーヘッドちょいマシ

 さっきと違って、カンチャンふたつの形。2m6m、2s6sで両面が出来る分、最初の図よりはノーヘッド形にする選択になります。


両面両面ノーヘッド

 両面ふたつがあるので、なおさらノーヘッド形にする…と言いたいんですが、逆に14mと36sがあれば待ちの数として充分めなので、この形に関しては良系確定を重視して56p落としもあると思います。14m、47p、36sあたりが来やすいかどうか見極めて、って感じ。23m45sの引けそう感も重要です。


両面両面くっつきノーヘッド

 56789mがくっついており、456789mでもテンパイになるためさらにノーヘッド形にしたい形です。両面がふたつあるのは一個上のと同じですが、くっついていることにより生じているメリットを、7p切りで活かせるのが大きいです。


両面両面コーツノーヘッド

 1234m1234sでテンパイ、しかも何が来てもふたつの待ちでリーチをかけられるため、鉄板でノーヘッド形にします。

 14m14s引きなら8s切り、23m23s引きなら引いたところを頭にしてリーチ、という感じですね。


 ☆まとめ

 じゃあ大体ノーヘッド形にすればいいんじゃない?と言われると、まあそう…なんですが、

1.あまりにも弱い形(ドラや役がない、形が悪い)
2.必ずしもテンパイしなくてもいい状況(テンパイするなら良形にしたい状況)
3.どうしてもピンフなどの役が欲しい状況
4.巡目的にかなり早く、両面を狙いに行く猶予がある

 などの時に、両面のほうを残してペンチャン、カンチャン(最初の図で言う12m)を切ったりします。まぁ迷うくらいならノーヘッドにしたほうがベターとは思います。テンパイ枚数が多いのは、明らかなメリットなので。

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