行く人待つ人

大型連休は人が多く動く。

よく聞く言葉が”田舎に帰る”である。
とりあえず時間が空き、宿泊代もあわよくば食費もかからないから田舎に帰るのだろうか。


私も田舎にUターンするまでは連休はよく田舎に帰っていた。もちろん交通費だけ払えばいいからだ。もちろんお土産は持参して行く。でも、たまに忘れる(笑)
さて、今は田舎に帰った身、大型連休だが昔ほど気分転換にならない。
なぜなら移動がほぼ無いからだ

遠くに住む友人達が帰って来るので、お茶したり、飲みに行ったりなどはあるのだが、自分自身は場所を移動していないのでいつもの風景にいつもとは違う人がいるだけ。新鮮だけど新鮮でない感覚だ。お金はかかってしまうとはいえ、場所を変えることで刺激が生まれリフレッシュに繋がるのだろう。
田舎に帰るということは、逆に田舎で待っている人がいるという事だ。待っている人はそこに留まり移動ができない。田舎に住み出したことで、待つ人の視点に立つことができた。

お盆や正月休みは特に田舎は人が増えるタイミングだ。そういう時に合わせてイベント事やお祭りを行ったりする。お盆は特に夏祭りがある。昔は何も考えず楽しんでいたが、今は田舎に住んでいるため、実行する立場になってしまった。帰省して楽しんでいる人がいる一方で、そこに住んでいる人が田舎に賑わいを出すために、休日返上でお祭りやイベント事の運営を頑張っている。正直やりたくはないが、これも使命だと皆で頑張って運営している。まさに休日も働いてくれているサービス業の方々の様に。頭が下がる。いや、今は私も裏方で運営する団体の一部である。一応。

行く人がいれば、そこに待ってくれてる人がいる。
大型連休。我々が楽しんでいる裏で、一生懸命働いている人、動いてくれている人に感謝し、貴重な一日一日を充実させて行きたい。

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