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#017 ハワイイのスリフトストア物件報告-幻の APEC USA 2011

不定期に、ハワイイのスリフトストアで購入した物件を紹介していきます。
今回は、2011年にアメリカで開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力)の際に生産された "らしい" 、デニムのトートバッグです。

冒頭の写真のとおり
APEC USA 2011 CALIFORNIA HOST COMMITTEE
のロゴ入り帆布タグが縫い付けられていて、その面はデニム生地が裏返しで使用されており、なかなかひねりの利いたデザインになっているんです。
全体はこんな感じ。⁡

例えれば 伊勢志摩サミットの風呂敷、みたいなもんでしょうか。違うかな。

これ、ホスト都市のカリフォルニアを拠点とする世界的なアパレル会社である、リーバイスによるものです。
ちなみにサイズは
高 約40cm
幅 約30cm

例によってあちこちスリフトストア巡りをしていて、まあそういう場合たいていTシャツだとか食器類なんかを集中的に見ているんですけど、カバン類のコーナーにぶらさがっていたこいつにたまたま目が行ったんですね。場所はホノルル・ニミッツのサルベーションアーミー。
きれいな姿ではなく、雑にグシャグシャっとなった状態だったんですが、なんとなく気になったので広げて仔細に観察してみたところ、リーバイスのものであることが知れました。

値札が付いていなかったためレジで訊いてみたら、2.99ドルだと。汚れや傷みもない良品なので、買い求めたわけです。

で素性。そいつを突き止めるのが趣味なんですが、いくら検索をかけてもはっきりしたことが分からない。冒頭に "らしい" と書いたのはそういう理由で、なにしろeBayを見てみても、まったくヒットせず。そんなにレアなのかなあ。

腑に落ちないのでなおもしつこく調べ続けていて判明したのは、意外なことに「2011年のAPEC開催地はホノルル」だったんですよ。カリフォルニアじゃなくって
カリフォルニアを含むいくつかのアメリカの都市が開催地として検討されていたようで、最終的にはホノルルに決定したとのこと。

なるほどこれがカリフォルニアのAPEC「招致」委員会における配布アイテムだったのだとするならば、そもそも一般への小売り品ではなかったのでは?とも推察され、それならレアなのも納得できます… が、本当のところどうなんでしょうか。

そんな物件に、APEC2011の実際の開催地であったハワイイで遭遇するのは、ちょっと運命的かもしれません。
と 最後ようやく「佐吉のハワイイ研究」らしい落としどころにつながった。

ちなみに唯一、日本のとある古着屋サイトでこれと同じものが売られているのを見つけたんですけど、1万円ほどの値付けになっております。



<ChatGPTによるAPECの説明>
APECは、「アジア太平洋経済協力」(Asia-Pacific Economic Cooperation)の略語で、アジア太平洋地域の経済的な協力と対話を促進するために設立された国際的な組織です。
APECは1989年に設立され、現在、21の経済体(国・地域)が加盟しています。
主な目的は、地域全体での経済発展、貿易の促進、投資の拡大、技術の共有、持続可能な発展などを通じて、アジア太平洋地域の経済的なつながりを深めることです。

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