ドラマ「アンメット」第8話 感想備忘録

人は記憶喪失にならなくても、忘れてしまっている過去が沢山ある。それは強い思いと共に何かのきっかけで思い出すこともあるし、忘れてしまったままになってしまう記憶もあるんだろう。

綾野先生(岡山天音さん)は、地域医療に尽力している父親(交通事故で入院してしまった)の代わりに実家の病院で代理で診察をする。その日々の中で、患者さんとやり取りしている昔の父親を思い出す。そして多分、それをかっこいいと思っていた少年時代の自分も。

婚約者の麻衣(生田絵梨花さん)の手紙(時々、綾野先生の母親に綾野先生の近況を送ってくれていた)を読んで、知らないところで麻衣が、寄り添っていてくれたことを知る。そして綾野先生自身が思っていた以上に麻衣に支えられていた事に気づく。麻衣への自分の気持にも。

綾野病院を守るため、綾野先生との婚約を破棄し、別の病院の人との縁談を進めることにする麻衣。麻衣も綾野先生の父親も、『自分の為にやりたいことをして生きてほしい』と綾野先生に対して思っている。それらは言葉で伝えなければ、やはり、伝わらない。それを実際、父親から聞くことで、綾野先生は自分の気持ちに従って生きようとする。

『一緒に自分の人生を生きよう』と麻衣に伝えた綾野先生。麻衣と綾野先生は二人で生きることを決める。

星前先生(千葉雄大さん)、三瓶先生(青葉竜也さん)、津幡看護師長(吉瀬美智子さん)とが割烹「たかみ」で会話した時の師長が言った『大事なのは今の気持ち』という言葉が心に残った。





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