ドラマ『透明なゆりかご』と

最近、深夜にNHKで以前、放送されていたドラマ『透明なゆりかご』の再放送を数日でまとめて放送していた。リアルタイムでも観ていたが、今回も一度チャンネルを変えて放送しているのに気づくと目が離せず、結局、毎夜、観ることに。
(NHK+でも配信中でまだ視聴できます。2024.1.30現在)

色んな女性が、いろんな立場で出産や中絶という選択をとる。
相手との関係性や、仕事との関わり、赤ちゃんが持つ身体的な問題など。
無事に出産出来ない場合も描かれている。母である女性が亡くなったり、赤ちゃんが亡くなったり。父親が出産後亡くなることも。

出産の一つ一つは当たり前ではなく、奇跡のようなものだと、しみじみ思う。忘れがちだけど。

このドラマは原作が漫画で、原作者(漫画家)の実体験が反映されていると思われる。原作の漫画も読んでいたので、漫画とドラマの表現の形が違う(いい意味で漫画の方が、淡々と描写されている印象)。でも、それは漫画の原作をドラマが変えている、ということではなくて、描き方が違うということだと思って、どちらもとても印象深い良い作品だと思う。

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そんな風にドラマをみて過ごしていた日、昨日、『セクシー田中さん』の原作者の芦原妃名子さんが亡くなった。

漫画は毎回、新刊を楽しみに読んでいた。
ドラマ化すると聞いて、それも楽しみにして、ドラマを見た。
ドラマは漫画と細かな部分が色々違っていた(私が思っていただけのキャラクターのイメージも含め)けど、「ドラマ化ってそういうこともあるし、仕方ないか」と思っていた。
まだ終わっていない原作の終わり方と、ドラマの終わり方が違うのか、同じ感じになるのか。そんなことも考えながら観ていた。

だから、ドラマ化にあたって、原作者の芦原さんが細かいディテールを守るために、いろんな苦労があったことを、Xに投稿された時に「そうだったのか~」とちょっと、納得したり。投稿するきっかけになった脚本家さんの投稿をちらっとみたり。


だから、芦原先生の訃報を人づてに聞いた時は驚きと悲しみしかなかった。
なぜ?、なぜ・・・。

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漫画原作ドラマを見ていて「命」とは、と、深く考えずにはいられなかった日々に、漫画原作ドラマがきっかけで亡くなってしまった芦原先生の訃報。

いろんな感情があってまとまりのない心情の吐露しか出来ませんが、noteに記すことにしました。

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芦原先生のご冥福を心よりお祈りします。


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