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やらない後悔よりやって後悔。

私は、人一倍怖がりで、心配性だ。
何をやるにしても、「ちゃんとやらなきゃ。」
そう勝手に自分で自分を追い込むタイプの人間だと思っている。
「適当」というのが苦手なのかもしれない。

そんな性格な上に、人一倍不器用な私は、前に働いていたデザイン事務所では一つの仕事に時間をかけすぎてしまいたくさん怒られた。
今の職場でも、全力でやっていた時は、職場のみんなには内緒で連日会社に泊まりこんで仕事をしていた。
一人で色んなことを抱え込んで、がむしゃらになってモリモリ働いていたが、やはりそう長くは続かず、体調を壊してしまった。
今は全力を出す時と、20〜30%の余力を残しながら仕事をする時と。バランスをとって仕事をしている。

「ちゃんとやらなきゃ。」と言いつつも、日々の暮らしはびっくりするくらい適当でござるよ(おぃ)。

ベストを尽くす

何かを作り上げる時に必ず思うことは、「自分の中で、今できる限りのベストを尽くそう」だ。
自分で自分を追い込む性格なので、その渦中にいる時はとっても苦しい。
だけど最終的には、当日になると何もかもが急に「なんくるないさ〜」精神(?)に不思議と吹っ切れて、その瞬間を楽しんでいる。

石橋を叩きすぎてヒビが入り、歩く時にはグラグラしてしまうのだが…。
そこはもう歩かずに、エイヤーっとぴょ〜んと飛んで渡る。
何ともやっかいな性格だ。

話は変わって今度、島根県のとある町でちんどん屋をさせてもらう事になった。
どぎつい格好で町を練り歩くので、今後は出入り禁止になるかも知れない。
ちょっとビビっている。本当にこんなことをやっていいのか…。
町の皆さんにご迷惑かけないか…。
ギリギリまで悩むとは思うけど、何となく…。
私はまたエイヤーっとやってしまいそうだ。

中途半端にやって滑るより、コテコテにやって滑って後悔しようと思う。
やらない後悔より、やって後悔したい。
その思いは日に日に強くなっている。
きっと、失うものは何もない。

エイヤーッの根っこにあること

私は、20代の時に若年性の緑内障だと診断され今も治療中だ。
早い人でも40代から始まると言われる病気だった。
診断された時は、私はあんまりピンと来ず。
母がとてもショックを受けていたのを覚えている。
私の場合は、幸いにも緩やかだが、ゆっくりと病気は進行しており、見える範囲は少しづつ狭まっている。
まだまだしばらくは大丈夫だけど、そのうちぼんやりとしか見えなくなるのかも知れない。
その時にやり残したことがないように。
今、目の前にある世界を目に焼き付けたいと思っている。

人はいつどうなるか分からない。
だからこそ、やらない後悔を今年は少しでも減らしていきたい。
ひとやすみしつつ。ぼちぼちね。

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