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2016年3月の記事一覧
とりあえず花子を置いてみる
まず、花子という女性をひとり置いてみる。ここから物語風景は立ち上がる。「花子はどこにいるのか、どこにいるのが適切なのか」を考えれば良いのだ。そうすると、新宿や渋谷では少し華美に過ぎることが容易に想像できる。花子はおそらく化粧下手である。それは、鬼瓦権三が毛むくじゃらで汗臭いのと同じ理由からである。ニュアンスはそれぞれ固有に意味を持ちうる。化粧下手な花子を渋谷や新宿に置いても、おそらくは街の色に押し
もっとみる人間に疲れたあかつきに
一日が悠久の如く長く感じられる。曇天曇天の二日間から打って変わってびっくりするほど晴れた神宮球場ヤクルトオープン三連戦の最終日。実際にびっくりしたのだが、「びっくりするほど」というのは、まあ表現のあやだ。ここで「言葉のあや」ではなく「表現のあや」としたところに自分の成長を感じる。いつもならやはり「言葉のあや」とするか、「宮間あや」などやって興ざめなのであるが、良く我慢している。
我慢している