「今日のニュース10/17」筑波大学、19日に40年債発行 社会課題解決に200億円関東

筑波大学が19日、200億円の債権を発行する予定だ。
社会課題解決につながる事業に調達資金を充てる「ESG(環境・社会・企業統治)債」として発行する。調達した資金は茨城県つくば市に開設を予定している研究施設の建設費などに充てる計画らしい。

大学債というのは聞き慣れないが、少し前にも東京大学、大阪大学の2つの事例が存在する。
元は、宿舎や病院など直接収入が見込める事業のためにしか債権を発行できたが、20年6月の制度改正で発行要件が大幅に緩和され、上記のような目的でも債権による現金調達が可能になり、このような動きが広がっている。

日経新聞より

しかし、気になるのは債権を発行しなければ社会課題解決への投資を完了できないということだ。国からの大学への補助金が減っているという話はよく耳にする。もとより大学とは、お金を稼ぐための場所ではない。資金運用を大学に任せるというのは、如何なものであろうか。大学生として、やはりこの流れは残念に思う。

もちろん、債権を発行することは悪いことではない。我らが北海道大学も検討など言っておらずやればいいと思う。投資は重要である。それにより、より良い結果を出し、大学、債権購入者ともにwin-winな結果を生み出すことに繋がるからだ。大学教育に十分な投資がされる未来は日本に訪れるのか、今後に期待である。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?