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「エキセントリック・カレッジふくい」初回講義・高橋愛さん
「この感情学んでるな!」
「人生ゲーム」が大好きで、ひとりで一日中楽しめるという高橋愛さんは、「知らなかったことを面白がる天才」だ。
彼女によると、自分の人生は、同じことが起こらない「人生ゲーム」のようだと考えていて、何が起きても「お、来た。今回は何のミッションだ?」と思ってどんな出来事も楽しめるのだという。
ネガティブな出来事も、それに伴う感情も「学べた!」と考えられる彼女の強さを感じた。
〇はじめに
この記事では、9月24日に「エキセントリック・カレッジふくい」初回講義に参加して学んだこと、感じたことを書きます。
今回の講義では、福井県坂井市出身、元モーニング娘。の高橋愛さん(以下、「愛さん」)のお話を伺いました。
講義はYouTubeでも見ることができます。
〇「この感情学んでるな!」
この言葉は書き出しでも挙げたが、この一言に、愛さんの人生に対する向き合い方が込もっていると思い、もう一度書いた。
愛さんは、何かが起きたとき、それが良い出来事ばかりではないとしても、「そんなのもあるんだ」といって自分に起きたことを観察しているらしい。
ネガティブな出来事が起きたときの滅入ってしまった気持ちを知っているからこそ、同じように落ち込んでいる人に対して、その気持ちを分かった上で相談に応えられるという。
ただポジティブな訳ではなく、ネガティブな部分も知っているからこそ、相手の気持ちに寄り添うことができる。そのために、自分の人生で起こったことをすべて「学びのネタ」にし、学び続けている。そんな愛さんから自分は、温かさ、たくましさを感じた。
〇波紋をつくる
この講義では、愛さんとプロデューサーの若新雄純さん(慶応義塾大学特任教授など)、学長の杉本達治さん(福井県知事)の間でのクロストークが行われ、そのなかで、「エキセントリック・カレッジふくい」(以下、「エキカレ」)が担っていく役割が少し見えてきた。
問題解決は考えなくて良いけど、それぞれの場所で「波紋をつくる」役割
これは、愛さんと若新さんとの対談での若新さんの発言で、以前、愛さんがママ友さんやメイクさんとの話のなかで疑問を感じたというエピソードの流れで発された言葉。
愛さんは、コミュニティのなかで、「皆がそうだから」といって当たり前になってしまった空気に身を任せすぎず、小さなことでも違和感を抱いたことにはメスを入れ、波紋をつくり、当たり前を変えていく。
そんな、傍から見ると「めんどくさい人」と思われるかもしれない愛さんのような人が、つまらなくなってしまった社会をより良く変えていくのに必要になる。
「エキカレ」受講生の役割として、それぞれの学校・地域・職場で、波紋をつくり、広げていく人になる、というものが見えてきた。
〇伝えやすい環境
とはいえ、ほとんどの人が当たり前になった空気に身を任せるなかで、それに対する違和感を自分ひとりで伝えていくのには、自分は怖さを感じる。
本来、伝えたがり屋さんであったけれど、否定されるのを恐れて口を閉じてしまった人がいる。
そんな自分みたいな人たちが、もとの伝えたがりな性格を取り戻して一人ひとりが感じた違和感を伝えていくには、伝えやすい環境、頭ごなしに否定されない環境が必要だ。
しかし、ただ否定せずに認め合うだけではなく、お互いの意見を尊重した上で、少し意見が違う部分は「私はこう思う」と伝えて考えを磨いていくことではじめて、社会が良くなっていく気がする。
〇やってみる
やらないで後悔するならやって後悔しよう
これは、自分の思いはもっているものの、元々恥ずかしがり屋でなかなか言い出せなかった杉本知事が自分に言い聞かせているという言葉。
伝えるか伝えないでおくか迷った状態でいるとずっと悶々としてしまう。
迷ったときは伝えてみることで、良い方向に物事が進んでいった経験の方が多いと杉本知事は話す。
この言葉自体は人口に膾炙したものだと思うが、この時、この場での知事の言葉には、説得力があった。
これまでの自分なら、伝えるか迷ったときは、少しの勇気を出せず声を上げずじまいのままのことが多かったが、説得力を纏ったこの言葉は、勇気を出して伝えようとするときの心のよりどころのひとつになった。これが後の自分に変化をもたらすことになる…!
〇「エキカレ」受講生の役割
このようなお話を伺い、見えてきた「エキカレ」受講生の役割は、
・社会で当たり前になった空気にメスを入れ、波紋をつくって広げていくこと
・本来伝えたがり屋さんのはずの人たちがそれぞれの思いを伝えやすい環境をつくること
だと考えた。
「エキカレ」受講生の人たちとワークや懇親会、合宿などで話すなかでは、自分はめちゃくちゃ話しやすくて、自分の思いを伝えやすい環境だと感じているので、この理由を今後言語化していきたい。
「波紋をつくる」ことに関しては、今の自分は社会の当たり前に身をだいぶ任せてしまっている側だと認識しているので、「エキカレ」への参加を通して、当たり前を疑う目を身に付けたい。
P.S. あまりに個人的すぎる感想
気持ちがぐちゃぐちゃになってしまうときがある。
今の自分では未熟すぎて、その渦中の感情をなかなか客観視できない。
「この感情学んでるな!」と思えたならすごい成長で、今は到底思えない。
そんな今の自分だけれど、今回の講義のなかで、ある考え方を知り、少し楽になれた。
「自分は、自分が主人公の物語を生きていると思うことにした。うまくいかないことも多いけど、物語なら予想外の展開も面白くなるし、主人公がずっとHappyな物語はつまらない」
という若新さんの考え方。
この考え方を頭の片隅に置くようになってから約1ヶ月が経った。
人の思考の癖はなかなか変わらなくて、自然とこの考え方をできるようになるまではもう少し時間がかかるかもしれないけれど、この考え方のもとに1ヶ月を振り返ると、感情のジェットコースターに乗っているみたいで、ちょっと笑える物語になっている気がする。というより、こんな1ヶ月は笑い飛ばすことでしか報われないです…😭
でも、小説のめちゃくちゃかっこいい主人公にも、自分の尊敬する関ジャニ∞にも、全然うまくいかない時期があったからこそ、それも魅力のひとつになって、誰かの憧れになるのだから、全然うまくいかない時期も自分だけの物語として楽しんでいけたら良い。最期に人生を振り返ったときには笑えているだろう!
心に浮かぶ他愛のないことをとりとめもなく書きつけてしまいました。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
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