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3泊ウラジオストク #全員にオススメしたいバレエ鑑賞

クラシック・バレエが確立された国ロシア。

ウラジオストクには 有名なマリインスキー・バレエの沿海州劇場があったので、観に行ってきました。

感想としては、バレエが美しいのはもちろん、劇場は建築としても素敵で、なによりもバレエの鑑賞の体験が 今までと全く違うもので!!

一緒に行ったバレエ初鑑賞の友人も「最初は乗り気でなくて絶対に寝ちゃうなーと思ってたけれど、すごい楽しかった!行ってよかった!」と言っていたので、ウラジオストクに行く方全員にお勧めしたいです。

1:公演の見つけ方

公式サイトのトップページで 公演の日程・時間・タイトルが直ぐに見つけられます。日本語版があるのもとても助かる。

少なくとも2週間先までのスケジュールは掲載されているようでした。

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2:チケットの購入方法

見たい公演を決めたら続いてチケットの購入。購入方法は2つあるようです。

a:オンライン購入

公式サイトで公演を見ていくと 直ぐに "Buy Ticket" のボタンがあります。

途中でアカウント登録は必要になってしまうのだけれど、

ここをクリックして、座席を選択して、買うことができます。

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但し、当日は 必ず e-ticket を印刷して持参する必要がありました(e-ticketに関する規定はこちら

私たちは、ロシアでオンライン購入するつもりだったのですが印刷手段がなくて、当日購入に変更しました。

b:当日劇場で購入

当日購入の場合は、そのまま劇場のチケット窓口で買います。

座席は(残席少なかったからかもしれないけれど)セクションは指定できるけれど列や番号はできませんでした。

尚、今回座ったのは 一番価格が低い 600ルーブル(約1200円)の画像の ⭕️の辺り。遠くはありますが、6階ながら、顔の向き、手首の動きまでひとつひとつ見えて、十分でした。

どこからでも舞台が全方位見える劇場の設計、本当にすごい...!!内部は、木調で カーブが美しい 建物です。

それと、旅行でカジュアルな洋服しか持っていなかったので(多分価格が高いエリアだとドレスアップした人が多い?)その点でも リラックスして観られる席でした。

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3:鑑賞にあたって(さらにたのしむために)

▪︎荷物の預け

1階でコートやバッグを預けることができました。番号札を代わりに受け取ります。帰りは一斉に人が集まるので混雑するように見えるけれど、流れはとてもスムーズで早かったです。

▪︎座席への辿り着き方

チケットからの座席の見つけ方が、難しかったです。

ただ、入口で「 -- フロアだよ」と教えてもらえるので、とりあえずその階に行って、各ドアに立っている 素敵な茶色い制服の係員さんたちに尋ねて仕舞えば、席を案内してくれる。

▪︎写真撮影

多分劇場内の写真撮影は禁止でした。

代わりに 各階に marinsky. のロゴが入ったボードや衣装が置いてあって、そこがフォトスポットになっていました。

▪︎パンフレット

1階のエントランス入って直ぐのところでパンフレットを置いていました。いくつか種類あったけれど、当日の公演のパンフレットがあって、1冊200ルーブル(約400円) ロシア語なので全然読めないのだけれど、1幕は3作品なんだなぁとか、この作品には8人出ているんだなぁとか少し情報を得られてたのしかったです。

4:休憩時間の過ごし方

当日は2幕制で間に休憩がありました。時間測らなかったのだけれど20分くらいで時間はたっぷりめ。お手洗いに行っても時間が余ったので劇場内を歩いてみました。

▪︎1F/5F カフェテリア

2つのフロアにカフェテリアがありました。コーヒー等のドリンクと、ケーキやクロワッサンサンド。並んではいたけれどこちらも流れがスムーズそうでした。

▪︎2F オーケストラピット

圧倒的おすすめオーケストラピットの見学!!2階から覗けます。休憩時間中も演奏の練習をしている人もいて、指揮者の動き、ハープの楽器、アコースティック楽器の編成などを見ることができました。すてきでおもしろい。2階に入るのにチケットチェックは無く、別の階の人も自由に入っていけました。

▪︎6F 衣装展示

6Fには今までの公演の写真や衣装等が展示されていました。時期ごとに変わるのかな?日本からのピアニスト 辻井伸行さんも以前ここで演奏したことがあるようで写真が飾られていた。

休憩時間、お金使わなくても、とてもたのしめます!


さて、肝心の公演について。

この日は ヤコブソンバレエ団が初めてウラジオストクの劇場を訪問して公演を行った日だったようでした。

タイトルは "Russian Ballet Masterpieces"

*以下画像は全て こちら より出典

真っ白なチュチュのバレリーナ4人による演目 パ・ド・カトルに始まり

ロシアの多分伝統的な衣装でのコメディ調の作品だったり

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6人の男女によるセクステット(六重奏)だったり

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2幕の最初に楽器が舞台上に上がってきて行った作品もすてきだったな、

最後フィナーレでは奏者も出てきてみんなでカーテンコールしていて。

19:00開演、21:00終演の2時間が本当にあっという間だった...!!

そしてとても心に残ったのが、観客たちがとても自由に舞台に対して反応していたこと。

おもしろければたくさん笑って、隣のひとと小声で話したり

リフトがすごいて いやいや...と感嘆で頭を振ったり

カーテンコールの手拍子も自由で、ほぼ全作品で皆んな楽しそうに手を振っていた。

日本で舞台を数回観たときは、小学生だったけれど、もっと皆オシャレして、静かに、じっくり見ていた印象で。

あぁ、クラシックでも こんなに肩肘張らずに 観ていいんだなぁと思って。

文化として根付くとはこういうことかと。

本当にいい、楽しい時間でした。

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5:市内中央〜マリンスキー劇場のアクセス(行き)

さて、最後にアクセスについて。

市内中央から向かう場合 行きはタクシーを配車してしまうのがおすすめでした。

公共交通機関で行くと一度北部へ遠回りしたり 湾をぐるっと回ったり50-60分所要するのだけれど、

タクシーだと直ぐに橋で横断してくれるので 早ければ10分みたい、夕方のラッシュ時でも最大30分程で着きました。

地図1枚目は 公共交通機関の場合
地図2枚目は タクシーの場合

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ちなみにタクシーの配車は友人担当だったのですが Gett! を使っていました。

6:マリインスキー劇場〜市内中央のアクセス(帰り)

一方で、帰りは観客が一斉のためか 配車アプリでも流しでもタクシーを見つけられませんでした。

その場合はバスなのですが、バスだけで帰ろうとするとやはり50-60分かかってしまうので、私たちは

とりあえず橋を渡ってくれるバスに乗って、渡った直ぐ後の停留所で降りる

そこでアプリでタクシーを捕まえる

という方法を取りました。

一定の時間は掛かってしまうけれど、タクシーの金額が安いので、

すこしでも早く帰宅できると気軽でした。


長くなっちゃったけれど、ウラジオストクのマリインスキー劇場とロシアのバレエ、とてもすてきです!!


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