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パ・リーグ各チームの打率、防御率のトレンドをLOESS曲線で見てみる
今回は、打率と防御率に焦点を当て、これまでのトレンドと今後のトレンドを予測してみたいと思います。打率と防御率の移動平均値を算出しますが、データのスムージング(平滑化)を行い、トレンドを見やすくしています。今後、どのチームの状態が上がってくるのかを探っていきます。データはいずれも6月5日時点です。
1.パ・リーグ順位変動グラフ
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開幕からの順位変動のグラフです。上位チームが固定化されてきていますが、交流戦後には順位の変動はあるのでしょうか?
移動平均値の算出は短期は3ゲーム、長期は12ゲームで算出しています。打率は試合単位のチームの打率、防御率は試合に登板した投手の防御率から算出しています。
短期曲線はデータの最新の動向をより敏感に反映します。一方、長期曲線は全体的なトレンドを示します。短期曲線と長期曲線がクロスする時点や大きく乖離する場合はトレンドの変化点を示している可能性があります。例えば、打率が急上昇している場合、短期曲線が急激に上昇し、長期曲線を追い越すことがあります。
短期曲線が長期曲線に近づき、一致するようになっていれば、そのトレンドは持続的である可能性が高いです。短期的な変動が一時的なものか、持続するトレンドであるかを判断するのに役立ちます。
2.福岡ソフトバンクホークス
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5月21日の楽天戦の21-0の勝利から打率は下降トレンドに入っています。防御率も短期曲線が緩やかに上昇し、長期曲線を追い越しました。交流戦前までは順調でしたが、トレンド変調の兆しが出てきているようにも見えます。
3.北海道日本ハムファイターズ
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チームとして上昇トレンドにあるように見えます。打率は短期曲線が長期曲線をぶち抜いて、長期曲線を引っ張っています。防御率も短期曲線が長期曲線をぶち抜いており、良いトレンドが見られます。交流戦の結果次第では福岡に詰めてくる可能性があります。
4.千葉ロッテマリーンズ
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打率のトレンドは北海道と同様に上昇傾向にあります。防御率は良いトレンドでしたが、直近では悪化の兆しが見られます。
5.東北楽天ゴールデンイーグルス
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6月7日時点で交流戦首位となっています。打率も短期曲線が長期曲線をぶち抜いており、トレンドは改善方向に向かっているようにみえます。防御率も5月21日の21-0は酷かったですが、それ以降は改善のトレンドなので、長期曲線もトレンド改善が見られるかもしれません。
6.オリックスバファローズ
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打率は変動が激しく、好調と不調のトレンドが交互に来ています。故障者も多く、上昇トレンドを継続するのが難しいのでしょうか。防御率も悪化の傾向にあります。
7.埼玉西武ライオンズ
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打率は下降トレンドですが、防御率は改善トレンドにあります。交流戦前に渡辺監督代行に指揮が代わりましたが、打力の改善が必要な状況は変わりません。
8.データ参照元
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